不動産基礎知識

管理会社が変わる際に大家として気を付けたいこと

不動産投資を行うに際し管理会社の選定は大変重要です。特に賃貸管理が上手く行かず、空室が埋まらない、入居者からのクレーム対応に問題があるなどのケースであれば、管理会社を変更することも検討したほうが良いでしょう。
賃貸管理会社が変わる際に大家としては何に気を付けたら良いでしょうか。

LP_banner_02

重要な賃貸管理会社
不動産投資において賃貸管理会社の働きは大変重要です。適正な賃料で募集しているにも関わらず空室が長い間埋まらない、クレームがあってもなかなか対応しない、レスポンスが悪いといったことから入居者が退去してしまったというようなことなどがあるようですと、直接的に賃貸収支に響いてきます。
賃貸管理会社が原因で収支が不振ということであれば思い切って変えてしまっても良いかもしれません。ローンが返済できなくなってしまったら賃貸物件は手放さざるを得なくなるのです。賃貸管理会社の動きは常にチェックしましょう。
さて、賃貸管理会社が変わるとなったら大家はどのようなことに注意する必要があるのでしょうか。

保証会社の変更に注意
賃貸管理会社が変わるときに大家として最も気を付けなければならないのは保証会社の契約が切れてしまう可能性があることです。保証会社との契約とは賃借人が家賃の滞納をした場合に家賃の保証を行う契約のことをいいます。従来は連帯保証人を賃借人が用意することが多かったのですが、最近は保証会社との契約を義務付けることも多くあります。
この保証会社は賃貸管理会社の紐付きになっていることも多く、賃貸管理会社が変わると契約を引き継げないケースがあるためです。保証契約が引き継げない場合には賃借人負担又は大家負担で新たな補償契約を、もしくは空室が多ければ新しい入居者から保証会社との契約を締結するという方法も選択肢としてはあります。
賃貸管理会社を変えることで入居率が大きく上がるようであれば大家で負担したとしてもメリットは大きいと言えます。

振替口座の変更に注意
賃貸管理会社が変わると家賃の振込口座も変わります。これは入居者に事務手続きなどの負担を掛ける行為となりますので、大家としては十分にケアする必要があります。
管理会社の変更によってサービスが向上する点などをアピールするとともに、振替口座の変更を完了した場合には何らかの特典を入居者に用意するのも良いかもしれません。
賃貸管理会社が変わることで収支が改善してピンチを脱したという話は意外と多くあります。もし、賃貸経営の不振が賃貸管理会社にあると思われるのでしたら、積極的に変更を検討してみるのも良いかもしれません。

LP_banner_02

ピックアップ記事

  1. 督促状の納期限とペナルティについて
  2. 賃貸経営を行うのに宅建の資格は必要?
  3. 不動産売却における委任状取り扱い説明書
  4. 実は厳しい税金滞納への対応
  5. 不動産売却の時に重要な登記費用について

関連記事

  1. 不動産基礎知識

    賃貸経営での管理会社の義務と役割の区別

    アパートやマンションの賃貸経営をする上で、管理会社の役割は必要なものと…

  2. 不動産基礎知識

    不動産の競売における担保権に抵当権が多い理由

    裁判所で行われる不動産競売には強制競売と担保不動産競売とがありますが、…

  3. 不動産基礎知識

    競売にも種類がある?強制競売と担保不動産競売

    不動産競売と一括りにいいますが、実は競売には種類があります。競売は裁判…

  4. 不動産基礎知識

    家を売却しよう~売れるまでの流れをおさらい~

    今現在、持っている家を売ろうと思ったら、どの様な流れになるのでしょうか…

  5. 不動産基礎知識

    家を売却した際のメリット・デメリット・リスクについて知ろう!

    家を売却するという事は金額が高額であるがゆえに、躊躇するのも仕方ありま…

  6. 不動産基礎知識

    無理をしてまでマイホームは買わない方がいい

    マイホームを買うことは大変素晴らしいことだと思います。自分自身の資産で…

おすすめ記事

おすすめ記事2

特集記事

アーカイブ

  1. 任意売却

    競売における配当要求は時効の中断に該当する?
  2. 相続

    負債・借金の相続を回避するためには
  3. 債務整理

    競売物件購入時に必要な書類
  4. 賃貸オーナー様

    減税を主たる目的としたマンションの賃貸経営
  5. 不動産基礎知識

    不動産競売など債権回収を見据えた抵当権の設定
PAGE TOP