夢にまでみたマイホーム。住んでみたのはいいけれど、不況やリストラ、病気、離婚などの環境の変化によって、不動産ローンが払えない場合もときとしては出てきます。そんなとき、慌ててしまいます。ひとつひとつ整理していけば大丈夫。慌ててノンバンクに駆け込まないように! ここでは新しいスタートをきるために必要な情報をお伝えしていきます。
任意売却を検討すべき状況とは
簡単にいうと不動産ローンを支払えない状況が考えられます。それも数ヶ月に及ぶと、金融機関からの督促の電話や手紙など、精神的にもよくありません。
不動産ローンを支払えず、不動産を売却せざるを得なくなった場合、本来は残っている借り入れ全額を返済しなければいけません。そして不動産には抵当権がついているため、勝手に売却することができません。
売却代金が残債を下回る場合は、不足分を手持ちから出さなければいけないのですが、現実的には難しいでしょう。「任意売却」とは、売却代金から諸経費を控除し、残った金額で残債の一部を返済、抵当権を解除して売却することができるシステムなのです。
融資した金融機関は抵当権を実行し、担保となっている不動産を競売にかけることで債権回収を行うのが一般的です。競売にかけられてしまうと相場よりも安く落札されることが多く、売却した後も多くの負債が残ってしまいます。
裁判所より通知がくると強制的に売却され落札者から立ち退きを迫られてしまいます。つまり、任意売却は競売回避を望む方と、早めの回収を望む金融機関、双方にメリットがあると言えます。
任意売却のメリット
では、競売と任意売却で得られるメリットの差を具体的に挙げていこうと思います。
プライバシー
【任意売却】一般の売却と同じなのでご近所に事情を知られる事はありません
【競 売】競売にかけられると公開されるので情報が漏れ伝わってしまいます
販売価格
【任意売却】相場に近い価格で売却できるので住宅ローン残額を少なくできる可能 性があります
【競 売】市場価格から2割~4割は低い値段で取引されます
売却までの時間
【任意売却】売却までの時間が短いです
【競 売】売却まで時間がかかります
【任意売却】引っ越しの費用を売却代金から優先して確保できる可能性があります
【競 売】特に利点になることがありません
ローン返済
【任意売却】債権者との交渉によって少しずつ無理のない返済計画をたてる事が出来ます
【競 売】残債はそのまま残ります
まとめ
不動産ローンの支払いが滞っている状態で何も手を打たないことは非常にもったいないことです。「競売」にかけられるという最悪な事態を招かないためにも、「任意売却」を検討することは必要なことでしょう。マイホームを手放しても、月々の家賃を安くすることで、豊かな生活が得られ、素敵な家族と一緒に幸せに暮らすことは何よりもの宝と言えます。賢く情報をキャッチしてご自身、家族の幸せをつかんでください。
任意売却に関する事や不動産の事なら全ておまかせ、ご相談も「アブローズ」までご一報を下さい。