任意売却

賃貸不動産の経営管理を安易に考えてはいけません!

金融緩和が長く続き、少し景気が上向いてきた時点で賃貸不動産に投資をする方々が増えてきました。最近ではサラリーマンの方も投資用のアパートやマンションを購入したりすることも珍しくはありません。しかし、賃貸不動産の経営管理は簡単にできるのでしょうか。

LP_banner_02

■ なかなか難しい投資用不動産の物件選定

投資目的にアパートやマンションなどの賃貸不動産を購入するのは資金的な余裕がないと本来はなかなか難しいものです。余裕資金でアパート経営をしている方は、不動産所得と他の所得を損益通算する目的の方もいらっしゃるため、賃貸不動産の購入に際し、利回り等にシビアでなかったりします。しかし、不動産投資で収益をあげようと考える方は、初期投資は小さくして、アパートローンの支払いも含めて収支を黒字にできる物件を買いたいと思うものです。収益不動産は稼働しなければ家賃収入がありません。賃貸市場の動向も考えると十分な事前調査も必要であり、安易に手を出せるものではないことが分かります。

■ アパートローンの特徴

自宅を購入するために融資を受けるのは住宅ローンですが、自分で居住せずに不動産投資を行うための融資としてはアパートローンなどがあり、住宅ローンと異なり金利も高く、審査も厳しいです。また、回収に関しても住宅ローンと比較して厳しいのが実情です。

■ 賃貸不動産で収益をあげるには

賃貸不動産の運用で収益を上げるためには経営管理の問題も多少はあるかもしれませんが、やはり購入物件の選定が一番の大きなポイントとなります。甘い考えで物件を購入してしまうと賃貸需要が弱かったり、賃料収入に対して物件価格が高すぎだったりして返済に窮することになりかねません。また、当初は十分な収益をあげていても時が経過すれば修繕費や資本的支出なども必要になるので、これらも考慮して経営管理をしないといけません。 逆に言えば賃貸需要や賃料設定、必要な経費などのシミュレーションが正しく行われて、それに見合った物件価格で購入できれば投資に失敗することはあまりないとも言えます。

■ 返済が厳しい場合にはどうしたら良いでしょうか。

アパートローンの返済が厳しければ、金融機関や任意売却を専門に行っている業者に相談をしてみましょう。赤字を生み出すだけの投資物件であれば、早めに処分するのが得策です。アパートローンでも債権者の承諾があれば任意売却が可能ですし、投資物件の場合は、競売などで売却するよりも広い一般市場で買主を探すほうが余裕資金を持った方が高い価格で買ってくれることもあるので高額で売却できる可能性が高まります。

LP_banner_02

ピックアップ記事

  1. 賃貸不動産の経営管理を安易に考えてはいけません!
  2. 在宅ローンの老後破産リスクは任意売却で回避しよう
  3. 相続時に名義変更をしないとどうなる?
  4. 不動産の投資で不労所得生活を始めていくために考えること
  5. 賃貸経営を行うのに宅建の資格は必要?

関連記事

  1. 任意売却

    裁判所による競売と税務署による公売との違い

    住宅ローンの返済が出来なくなってしまうと金融機関は最終的に抵当権を実行…

  2. 任意売却

    不動産投資ブームの裏側にある任意売却

    日本銀行による大規模な金融緩和政策が行われており、マイナス金利も継続し…

  3. 任意売却

    競売における裁判所の流れ

    住宅ローンの支払いを、数か月滞納してしまうと督促状が届くのはご存知だと…

  4. 任意売却

    競売における賃借権の取り扱いについて

    不動産は全て自用という訳ではなく、アパートや事務所ビルなど他社に賃貸す…

  5. 任意売却

    競売の一括売却とはどういった方法なのか

    競売の「一括売却」とは一括というぐらいですので、もちろんいくつかの物件…

  6. 任意売却

    持ち家に住み続けられる?任意売却でできること

    住宅ローンの滞納で任意売却を考える方は多くいらっしゃいます。その中には…

おすすめ記事

おすすめ記事2

特集記事

アーカイブ

  1. 不動産基礎知識

    DIYでマイホーム建築やリフォームを行う際、住宅ローンは使えるのか?
  2. 不動産基礎知識

    競売にかけられた不動産に共有者がいる場合
  3. 任意売却

    競売物件における固定資産税などの税金の滞納
  4. 不動産基礎知識

    不動産競売申立に必要な費用と取り扱い
  5. 相続

    配偶者なしの場合の法定相続人と法定相続分は?
PAGE TOP