海外へ転居するため、実家に戻らなければならないため、負債を返済するためなど、マイホームを売却しなければならない理由は人それぞれだと思います。
マイホームを売却するのであれば、出来る限り高い金額で買って貰いたいと思うのは普通のことだと思います。売却する理由は色々でも、売却に適したタイミングは共通しそうです。
住宅を需要する理由
売却に適したタイミングの前に、買い手が住宅を需要する理由について考えてみたいと思います。なぜ、住宅を購入しようと思うのでしょう。
まず、自分で住むためが挙げられます。自分が住むために中古住宅を購入するのは、経済的な事情が理由のひとつとして挙げられます。新築物件は手が届かないけれども、中古で手頃な価格のものを探すというものです。
他にはロケーションが気に入ったためという理由も挙げられます。土地は持ち運ぶことはできませんから、譲れない条件に適う立地を備えた土地やマンションがあれば中古でも構わないというケースです。あとは古い戸建住宅を購入して、取り壊した後に改めて家を建てる人もいらっしゃいます。
次に、他人に貸すために住宅を購入する方もいらっしゃいます。投資目的であれば、新築物件よりも中古物件の利回りのほうが高くなるために人気があります。
この二つが住宅を購入する主な理由と考えられます。
住宅の売却に適したタイミング
上記の住宅を購入する理由を考えますと、投資目的の方には、タイミングはあまり関係無いと考えられます。投資であれば採算性が重視されますので、投資家の目線に合えばタイミングに関係なく購入を決定するものと思われます。
それでは自分で住む方はどうでしょうか。自分で住む家を探している方は、子供の学校の関係などから4月までの転居を望む方が比較的多くなります。また、年末までに入居を済ませたいという方も多くいらっしゃいます。
したがって、これらのタイミングに合わせた時期に売却に動くとスムーズに行く可能性は高くなると考えられます。しかし、このタイミングも絶対というものではありません。
売りたいときが売り時
買い手から捉えたタイミングは上記かもしれませんが、売り手にとっては事情があればその事情が優先です。売りたいとき、売らなければならない時が売るべきタイミングだと言えます。住宅は経年で価値が落ちていきます。
早ければ早いほうが有利だとも言えます。特に住宅余りが言われ始めているなかでは、買い手が現れたならば売却できるときに売却するのが得策かもしれません。
早期に売却できたとしても、相場よりも大幅に安く売却しては損をしてしまいますので、売買の価格相場は押さえた上で売買交渉に臨むようにしましょう。