7d9efd2bd16d7d11ad7eff61a59ad5de_s

相続

夫の相続、妻子でどう分けるの?

今まで付き添ってきた夫が、この世を去らざるを得なくなりました。残された妻子は旦那さんからの遺産を託されることになります。しかし、どうやって分けていくかが問題となります。

■夫のものは妻子のもの

残された財産は遺産として扱われます。それは誰に帰属するかというと夫ではなく残された妻子となります。遺産分割の順位に基づくと、以下の通りになります。

①第一順位→妻や子供
法定相続分→それぞれ1/2とする

②第二順位→亡き夫の両親
法定相続分→配偶者が2/3、両親は1/3

③第三順位→兄弟姉妹
法定相続分→配偶者が3/4、兄弟姉妹は¼

遺言状がない場合のケースですが、実際の家族構成はかなり複雑となっていますので、考えただけでも非常に厄介となっています。遺産相続におけるトラブルの火種にもなっていることから、色んな意味でも難しい話です。財産分与くらいはトラブルなくスムーズに進めておきたいものです。

■旦那さんが生前書いた・・・

遺言状についてお話します。夫が生前、財産分与などについての取り決めを遺言状に託しておくことになります。しかし、それは一定の方式があるというのが法律で定められており、死後から効力を発揮します。

遺言状は以下のことができます。しかし、遺産の話について関係があるもののみ紹介します。

①財産の処分
残された財産は、遺産として残されます。それは残された妻子に託さなければならないのは前述の通りです。しかし、相続人以外の方に託したり財団を創立する際に使いなさい、というときに効力があります。

②相続分指定と委託
財産配分については、法律で定められています。しかし、被相続人の意向がありますので、それに従って配分を見直したりすることができます。

③分割方法指定と委託
遺産相続となると、その配分についてのトラブルが起こりやすいのは前述の通りです。しかし、被相続人から見ればいい迷惑です。そのようなトラブルをなくすため、分配方法そのものを見直すことができます。

④分割禁止
分割方法指定と委託の続きになりますが、分割については一定期間禁止(つまり、一定の猶予期間を与える)をすることにより、ノンストレスで公平に遺産分割ができるようにすることです。ただし、5年以内に解決しなければなりません。

◎遺産の種類
2種類が存在します。

①自筆証書遺言
基本的には自分で書くことになります。紙とペンさえあれば成立しますがパソコンを使っての作成は無効とされます。しかし、発見されたら家庭裁判所へ提出しなければならず、裁判官から検認を受けなければ開封することができません。なお、検認については数年後に撤廃されます。

②公正証書遺言
公証役場の公証人との合同作業となり、被相続人から聞いた話を遺言状として落とし込んでいきます。専門家の確認作業こそ入りますが、効果が無効になるリスクが少なくて済みます。自筆証書遺言と比べればの話ですが・・・。デメリットは自筆と比べ費用がかかることです。

◎遺留分
「この財産は、妻にすべてを託す」といった遺言内容だったらどうなるのでしょうか?子供からすれば「自分にはもらえないのか? おかしいだろ」となりますよね。しかし、相続人には一定の額を得ることが法律で保障されています。

遺留分減殺請求の行使により、相手方と話をするか裁判で争うかのいずれかにて対応することができます。申立書を作成することができますが、被相続人や相続人すべての戸籍謄本や遺言状の写しや不動産登記事項証明書などといった書類が必要となります。

不動産売買や相続、賃貸管理に関するご相談などございましたら、株式会社アブローズまでお気軽にご連絡ください。

ピックアップ記事

  1. 不動産投資による不労所得を得るための仕掛け作りとリスク
  2. 実は厳しい税金滞納への対応
  3. 後妻の子の相続における取り扱い
  4. 督促状の納期限とペナルティについて
  5. 不動産の売却に年齢制限はある?

関連記事

  1. hands-981400_1280

    相続

    遺言による不動産の売却

    相続において被相続人が自らの意思を明確に伝え、実行させるために遺言を残…

  2. 64

    相続

    相続の一部放棄はできないってホント⁉

    家族に不幸があった際に、亡くなった方の財産を引き継ぐ(=相続)ことがで…

  3. 02ae970ea4cd8b8fd0e3ff03324c7dc4_s

    相続

    子供なし夫婦の相続の注意点

    近年、子供のいない夫婦が増えてきているといいます。女性の社会進出などに…

  4. san-francisco-210230_1280

    相続

    相続における株式の売渡請求とは何か

    相続が発生すると被相続人が所有していた財産全てが相続の対象となります。…

  5. 7d9efd2bd16d7d11ad7eff61a59ad5de_s

    相続

    相続発生! 納税義務者は誰になる?

    ”相続”が発生した際、納税義務者となるのは、相続(又は遺贈)により、財…

  6. 4ea978a1e4564bf823643675d3b3f7df_s

    相続

    相続における配偶者と子供の2次相続を考える

    相続の問題は、実に複雑で家族間の感情を揺さぶる上に経済的な状態が絡んで…

おすすめ記事

  1. YUSEI_9V9A5290_TP_V
  2. 4121541b90b39140f090f76a41e23493_s
  3. 07ef3672dffcbcc5378b19c6a6a5202f_s
  4. 33cf43a355640b9127b15805d596924c_s
  5. OZP68_namennayo_TP_V

おすすめ記事2

  1. taxes-2638814_1280
  2. aa123ff9bd5108baef327f3824597840_s
  3. bde549aac70c4878861da4c8b1a562f7_s

特集記事

  1. 64
  2. 66
  3. fraud-3229757_1280

アーカイブ

  1. IMGL8673171031_TP_V4

    相続

    相続における相続人と優先順位について
  2. eec7cc03c25b4ade009788e2a74d510f_s

    任意売却

    任意売却に興味あり、どこに相談したらいいの?
  3. tsuchimoto0I9A6505_TP_V

    債務整理

    競売物件落札後の立ち退き要求はどのようにしたらいい?
  4. f292e8586a4cb58077718116490cce62_s

    債務整理

    債務名義を取得するための裁判とは何か
  5. 6ac897cc158b512f44ec2539930cabca_s

    任意売却

    【不動産】売却に掛かる所得税について、知っておきたいいくつかの事
PAGE TOP