賃貸経営は、アパートや一戸建て住宅、マンションなどを貸し出すことで賃料収入を得ることです。マンションの場合は「マンション経営」、アパートの場合は「アパート経営」などと区分されています。賃貸経営に必要な諸経費や問題点を調べていきましょう。
■賃貸経営に掛かる諸経費!
賃貸経営で得た収入はすべてが収益ではありません。経営を営むための諸経費が必要です。購入した不動産にいくらの諸経費が掛かるのかを知っておくことも大切です。主な諸経費を以下にまとめます。
◎仲介手数料
不動産の売買や賃貸で不動産会社に支払う成功報酬
◎印紙代
各種契約書や領収書に貼る義務のある収入印紙、租税公課
◎不動産登記費用
登録免許税・登記簿謄本代・交通費等
◎火災保険
火災や落雷、爆発、風災、雪災、建物や家財に損害を被った場合に補償される物保険
◎ローンの事務手数料
ローンを契約する際の手数料
◎不動産取得税
不動産を取得したときにかかる税金
◎減価償却費
不動産経営における諸経費処理方法
■経営資金にも経費はかかる!
経費で見落とされがちなのが、賃貸経営資金に直結するローンや固定資産税。どれも確実に支払う必要があるため、経費として考えるとかなり重要なウエイトを占めるといっていいでしょう。
◎不動産ローン
不動産を担保にお金を借りることができるローン
◎固定資産税
固定資産の所有者に課税される納付税金
◎修繕積立金
建物の老朽化に備える修繕計画
◎地震・災害保険
建物や家財に 補償される掛け金
■管理費について
経営管理は入居者の募集や入居に係る審査・交渉、賃貸契約、ガス、水道、電気等、各種事務手続き、入居者からの不満への対応、家賃の徴収、滞納時の処理、建物管理、修理点検などの管理費も必要です。
■賃貸経営のあり方と管理に必要なこと!
賃貸管理には、不動産業者に任せる物的賃貸管理業務方法と家主が、直接入居者に対応する人的賃貸経営があります。物的管理と人的管理のいずれにしても見つかった問題点への対応が遅れたり、放置されたりすると、余計に経費の増大も考えられます。不満が重なると、退去者が増えることにもつながってしまい、結果的に利益の減少にもつながります。当然これらのトラブルへ対応するということは、諸事務処理の業務量等に負担がかかるということにつながります。
経費削減を考えた場合、人的賃貸経営が一見コストを抑えることができるように感じますが、多少経費が掛かったとしても外部業者へ委託するほうが、結果として負担が軽減し、賃貸経営の効率化を図ることができ、時間を含めた経費の削減効果を期待することができます。
■まとめ
賃貸管理業務、賃貸経営は入居者の不満や苦情を把握して適切な処置をしなければなりません。放置したままにすることは、入居者の評価が下がり、退去にもつながることにもなりますので、迅速な処理・解決が必要となります。家や土地・建物の購入、経営賃貸管理業務についてのお困りごと等ありましたら、株式会社アブローズまでご相談下さい。