いろいろ

憧れのマイホーム。住宅ローンと税金と

マイホームは多くの人が、一生に一度は手に入れたいと思うものです。しかし、マイホームには様々なコストがかかるのも事実。特に住宅ローンと税金はマイホームとは切っても切り離せません。今回は、マイホームに関わるコストについてお話していきます。

■住宅ローン

住宅ローンは住宅を購入してからローンを払い終える日まで、毎月支払っていきます。長いものでは30年以上の付き合いになります。ボーナス月には、毎月の返済額+ボーナス時加算額を支払います。

■『住宅ローン控除』を利用しよう!

住宅ローンを利用してマイホームを購入した場合には、住宅ローン控除が利用できます。
例えばあなたが住宅を購入し、年末時点で住宅ローンの残高が1,000万円以上ある場合、その年は10万円が『控除可能額』となります。

原則として、所得税から控除されるのですが、万が一、『控除可能額』が『所得税額』を上回り、控除しきれない場合は、住民税から控除することが可能となります。

尚、所得税から控除しきれなかった『控除可能額』を住民税から控除する際にも、特別な手続きは必要ありません。※年末調整と確定申告は必要です。

■固定資産税

固定資産税は、お住いの自治体が土地と建物を評価して『固定資産税評価額』を算定し、その税額を決めます。固定資産税評価額は3年ごとに再評価され、その際、築年数も考慮されるため、原則的に家が古くなるにつれて評価額は下がり、固定資産税の税額も小さくなります。

この固定資産税は、毎年1月1日の時点でのその家の所有者に支払う義務が生じます。納税通知書は4月頃に送付されます。ですので、1月から3月の間にマイホームを手放したような場合にも、固定資産税の納税通知書は送られてきますので、忘れず納めましょう。

尚、固定資産税は一年分を一括で納められない場合は、4回に分けての分納もできます。

■既に税金を支払ってしまった場合

会社員や公務員の方が住宅を購入した場合は源泉徴収によって既に所得税を納めているはずです。その場合、年末調整や確定申告を行うことで、控除額分が還付されます。(戻ってきます)。但し、所得税から控除しきれなかった控除可能額については、翌年の住民税への反映になります。

■税金についての不明点の問い合わせ窓口は?

所得税からの控除については税務署へ、住民税からの控除については、自治体の役場の税務課へ問い合わせましょう。

■まとめ

今回は『憧れのマイホーム。住宅ローンと税金と』と題して、マイホームに関わるコストのあれこれについてお話して来ました。

もしも今、この記事を読んでいるあなたが、”住宅ローンに苦しんでいる”、”税金を払いきれないでいる”、”マイホームを手放したい”とお考えでしたら、是非、弊社へ御相談下さい。

マイホームを手放すことは勇気のいる決断ですが、早めの任意売却で再スタートを切りましょう! 私共、株式会社アブローズが誠心誠意お手伝いいたします。

ピックアップ記事

  1. 賃貸経営を行うのに宅建の資格は必要?
  2. 住宅ローンによる隠れ貧乏にならないために
  3. 実は厳しい税金滞納への対応
  4. 不動産投資による不労所得を得るための仕掛け作りとリスク
  5. 競売における売却基準価額とは何か

関連記事

  1. いろいろ

    知っておきたい!離婚時の年金合意分割のあれこれ

    夫婦が離婚する事になった時、共有財産を分割する事はご存じの方が多いと思…

  2. いろいろ

    企業におけるリスク認知と有用なリスク認知の捉え方

    リスクの認知は国や文化、性別、年齢、職業、専門性などによって様々な捉え…

  3. いろいろ

    家購入後に離婚する事になったらどうするべき?

    現代の日本では、結婚した夫婦のうち、3組に1組の割合で離婚しています。…

  4. いろいろ

    管理費滞納で競売にかけられたマンションを購入する注意点

    裁判所からの広告で、マンションの一室が競売物件として出ているのを見かけ…

  5. いろいろ

    住宅ローンのがん団信への加入率について

    住宅ローンを全て返済し終わるには、約30年もかかってしまいます。返済中…

  6. いろいろ

    確定申告で住宅ローン控除を申告するやり方とは?

    住宅ローン控除は確定申告が必須条件です。家を購入して初めて申告する際の…

おすすめ記事

おすすめ記事2

特集記事

アーカイブ

  1. 不動産基礎知識

    差し押さえ物件とはどのような物件なのか
  2. 不動産基礎知識

    住宅ローンの団信における、がん保障などの特約付き保険の加入率
  3. 任意売却

    不動産の売却に係る領収書と収入印紙
  4. 相続

    相続の遺産がわからないときにどうすれば良いか
  5. 離婚と不動産

    離婚した場合、家のローンにおける共同名義はどうなるのか
PAGE TOP