任意売却

収入の激減などの不測の事態に対する備えは必要か?

住宅ローンのような長期の返済では、子供の出産や進学、自身の退職時期などの見込めるライフイベントは織り込んで計画を立てることと思います。
しかし、長い返済期間においては収入の激減というような不測の事態も起こり得るものです。このような事態に備えるにはどうしたら良いのでしょうか。

LP_banner_02

不測の事態の発生
人生に思わぬことは起こることです。近年に起こったサブプライムローン問題からリーマンショックへの流れによる世界的な不況は、この思わぬことに当てはまるのではないでしょうか。特に日本ではサブプライムローンは対岸の火事のように扱われていたこともあり、リーマンショック以降の急激な景気の冷え込みは大きな痛手となりました。
この不景気による企業の業績悪化による倒産を始め、倒産は免れたとしてもリストラ、コストカットによる収入の激減によって家計に大きなダメージを受けた方は少なくはないことでしょう。このような不測の事態に対する備えはどの程度必要なのでしょうか。

不測の事態による収入激減への備え
住宅ローンの返済を継続して続けるために、返済に影響を与えるだけの収入の激減に対してどのように備えたら良いでしょうか。
どれだけ景気が安定していても個別の企業においては、業績悪化などにより収入が激減するということが起こらないとはいえません。また、業績の悪化だけでなく、災害により働く場所がなくなってしまったり、病気などで働くことができなくなったりして収入が激減することもあるかもしれません。
収入の激減への備えは、ひとつは貯蓄をしておくことです。ある程度の期間は貯蓄を切り崩して返済に充て、その間に対応策を立てることができます。
次に支出の内容を整理しておくことです。例えば毎月の自動車のローン、生命保険の支払いなどの中で支出を控えることができるものや、支払い額を見直せるものを考えておきましょう。
また、収入激減に備えた保険もありますので、加入しておくことも備えとなります。
しかし、備え過ぎることでマイホームのある生活を楽しめないのは本末転倒です。バランスを考えることが大切です。

最悪の場合の備え
収入の激減によりローンの返済が出来なければ、最悪の場合にどのようなことになるのか、どのような対応ができるのかを知っておくことも備えとなります。ローンの滞納が続くと競売の申立てが行われますが、競売となると、一般市場における価格よりも割安な価格で売却されるだけでなく、近所にもローン滞納による売却が知られてしまう恐れがあります。
競売以外の方法として任意売却があることを知っておきましょう。任意売却であれば、競売にはないメリットも多くあります。これらのメリットを知っておき、いざというときの心構えをしておくことも大切な備えです。

LP_banner_02

ピックアップ記事

  1. 競売における売却基準価額とは何か
  2. 督促状の納期限とペナルティについて
  3. 賃貸不動産の経営管理を安易に考えてはいけません!
  4. 実は厳しい税金滞納への対応
  5. 不動産売却における委任状取り扱い説明書

関連記事

  1. 任意売却

    住宅ローンを任意売却したらプレッシャーが消えた件

    一生に一度あるかないかのマイホーム購入。頑張りすぎて身の丈を超えたロー…

  2. 任意売却

    任意売却物件と競売物件の違いとは ?

    マイホームを購入したが、住宅ローンの支払いが困難になったとき、金融機関…

  3. 任意売却

    競売の手続きによる債権届出の対応

    不動産の競売の手続きが行われると、複数の債権者にたいして「債権届出書」…

  4. 任意売却

    土地のみが競売の対象の場合、土地上の建物はどうなる?

    競売では様々なパターンの売却があります。土地と建物は別の不動産であると…

  5. 任意売却

    競売物件の購入のための銀行ローンとは

    銀行のローンは、よく住宅の購入などのために利用されますが、競売物件の購…

  6. 任意売却

    競売に掛けられた物件に住み続ける事が出来る!?

    住宅ローンの滞納を続けると、やがて物件は競売に掛けられ、人手に渡ること…

おすすめ記事

おすすめ記事2

特集記事

アーカイブ

  1. 債務整理

    競売物件購入時に必要な書類
  2. 相続

    配偶者がいない場合の相続について
  3. 任意売却

    競売の手続きの流れを知ろう!~責務者の担保不動産競売ケース~
  4. 相続

    相続人が配偶者と兄弟になる場合のトラブル回避について
  5. 賃貸オーナー様

    賃貸経営は見通しを立ててから行うべし
PAGE TOP