不動産基礎知識

住宅ローンにおける融資比率と返済比率

住宅ローンの利用を申し込んだ場合、金融機関では融資の審査に際して融資比率と返済比率のチェックを行います。この融資比率と返済比率とはどのように求められて、何が分かるのでしょうか。

LP_banner_02

住宅ローンの審査とは
一般的に住宅ローンは高額の借入れとなり、返済は長期に渡ります。貸手である金融機関は返済可能な人であると判断した人に対して融資を行います。最初から返済が出来なくなることが分かっていれば、当然に融資はしません。
このため借入の申し込みがあった場合には、申込人の年収、勤務先、勤務年数、健康状態、信用情報、申込人が購入を予定している物件の担保価値などを審査して融資可能かどうかを判断することになります。この判断を下す際に「融資比率」と「返済比率」がチェックの対象となります。

融資比率と返済比率
金融機関が審査の対象としている融資比率と返済比率ですが、次のような計算で求められます。
まず、融資比率は「融資比率=借入額÷物件価格」で求められます。物件価格とは、借入の対象となる建物の建設費や売買価格のことであり、土地がある場合には土地取得の費用も含まれることになります。
もし、融資比率の上限の設定が無い金融機関であれば、物件価格の全てをローンでまかなうことも可能あり融資比率は100%となります。この融資比率の上限は金融機関で異なり一般的には80~100%と言われています。この上限を上回る申し込みを行った場合には借入額を下げるか自己資金を投入するなどして融資比率を下げる必要があります。
なお、融資比率は高ければ高いほど金融機関にとってのリスクが高まることになります。
次に返済比率は「返済比率=年間返済額÷税込年収」で求められます。当然返済比率が小さければ小さいほど金融機関にとってのリスクは小さくなります。この返済比率の上限も金融機関によって異なり、年収の額によっても基準が異なります。年収が高いと返済比率の上限も上昇しますが高くても40%程度までとなります。

融資比率も返済比率も低いに越したことはない
融資比率も返済比率も低ければ低いに越したことはありません。これらの数値が高いということは、返済についてリスクが高くなっていることを表し、場合によっては融資を断れることもあります。
このような場合には自己資金を増やして借入額を少なくする、住宅ローンの返済期間を長くするなどの対応が必要です。また、クレジットカードなどの借入れがある場合には住宅ローン借入審査の前に返済しておくことで審査が通り易くなります。
いずれにせよ無理な借入は滞納の原因となりますので、収入に見合った返済計画で申し込みに臨むことが望ましいといえます。

LP_banner_02

ピックアップ記事

  1. 在宅ローンの老後破産リスクは任意売却で回避しよう
  2. 督促状の納期限とペナルティについて
  3. 不動産の投資で不労所得生活を始めていくために考えること
  4. 後妻の子の相続における取り扱い
  5. 競売における売却基準価額とは何か

関連記事

  1. 不動産基礎知識

    競売における交付要求とは何か

    抵当権が設定された物件について競売の申立てが行われると、裁判所によって…

  2. 不動産基礎知識

    住宅ローンにおける催促と督促の違い

    催促や督促は貸したお金の返済や約束したことの履行などを求めるときに使わ…

  3. 不動産基礎知識

    不動産の競売における担保権に抵当権が多い理由

    裁判所で行われる不動産競売には強制競売と担保不動産競売とがありますが、…

  4. 不動産基礎知識

    競売物件の買い方は一般的な不動産売買と何が異なる?

    不動産の競売物件は、一般的な不動産場売買における価格相場と比較して安く…

  5. 不動産基礎知識

    転職が住宅ローンに与える影響

    少し前までは職を変えるということは大きな事であり、住宅ローンの審査にお…

  6. 不動産基礎知識

    賃貸管理会社ってなに? 仕事内容を紹介

    例えば、投資するために不動産を購入した場合には多くの人は賃貸管理会社に…

おすすめ記事

おすすめ記事2

特集記事

アーカイブ

  1. 任意売却

    固定資産税を滞納しているマイホームの任意売却は可能?
  2. 不動産基礎知識

    賃貸管理会社ってなに? 仕事内容を紹介
  3. 賃貸オーナー様

    マンション管理事務とはどのような業務なのか
  4. いろいろ

    失敗して損をしないための競売の入札・落札前の手続き
  5. 不動産基礎知識

    住宅ローンの返済中に転職したら報告が必要?
PAGE TOP