8ec23d519757eb7c1e0897ecb2577f46_s

相続

相続人が配偶者と兄弟になる場合のトラブル回避について

兄弟がなくなった場合に、相続権を主張しても法定相続人となるには、優先する順位が存在しますので、被相続人の兄弟や姉妹が相続をするケースは、まれとしか言えません。配偶者の他に子供や両親などがいない場合に限り、相続の可能性はありますが、兄弟や姉妹が相続権を主張する場合は、トラブルのもとになる場合が多いようです。今回は、相続人が「配偶者と兄弟」になる場合の相続の仕方について紹介していきましょう。

■法定相続人に決まった時の優先する順位

何度か法定相続人となる優先する順位について紹介していますが、おさらいとして確認してみましょう。被相続人が亡くなった場合は、如何なる場合でも、配偶者は、1/2以上の法定相続人として認定されています。配偶者以外の相続する財産についての優先する順位があります。

①「子供」が第1順位となる。
被相続人に子供や孫、ひ孫がいる時に、相続の対象となる子供たちの間で1/2を分けることになります。子供が2人なら1/4ずつの分配となります。子供が先に亡くなった場合は、孫がその分を受け継ぎます。(直系卑属の継承が認められています)

②「両親」が第2順位となる。
相続の対象が配偶者と両親の場合は、配偶者が2/3で残りを両親で1/6ずつ分けることになりますが、万が一両親がなくなっていた場合に、ひい祖父母がいる場合には相続権が移動します。(直系尊属の継承)全ては、子や孫がいない場合のみです。

③被相続人の「兄弟や姉妹」が第3順位となる。
被相続人に子供も親もなく、配偶者と兄弟や姉妹が法定相続人になる場合は、配偶者が3/4で残りの1/4を兄弟や姉妹で分配します。ただし、あくまでも、直系の卑俗(子や孫など)、尊属(両親や祖父母など)がいない場合の相続権となります。

■兄弟や姉妹の主張はトラブルのもと

被相続人に対して肉親が兄弟姉妹となる場合には、法定相続人としての権利は発生しますが、相続問題では、配偶者の立場を今後の生活の為として優先されるものです。いくら肉親だからと言って理不尽な主張や要求はトラブルの元です。兄弟や姉妹が相続するのは、まれな事です。血のつながりだけで不当な請求を起こす事は認められていません。

仮に「遺言書」によって指定されたとしても法定相続人は「遺留分の請求」を起こす事によって配偶者の3/4の分配は認められる可能性が高いです。これは、逆もまたしかりで、兄弟や姉妹に法定相続権があった場合には、1/4の遺留分を兄弟や姉妹で分配できる可能性があります。

■相続の分配は話し合いで

被相続人に子供も親もなく、「配偶者と兄弟や姉妹」が法定相続人になる場合は、配偶者が3/4で残りの1/4を兄弟や姉妹で分けることになります。尚、兄弟や姉妹が先に亡くなっている場合には、被相続人から見た場合の甥や姪が相続人になりますが、それ以後の再相続の継承(甥や姪の子供に権利は継がれない)はありません。

◎トラブルを避けるための話し合い「遺産分割協議書」とは
相続後のトラブル回避に役立てる。相続人が複数いた場合には遺産の分配でもめることが多いです。できれば話し合いによる解決が必要ですが、時の流れによって考え方が変化しますので、万一の事も考えて「遺産分割協議書」の作成が必要です。

遺言がない場合や一部の相続だけの指定がある時に役立ちます。法定相続人の全員の同意書と認め印を人数分と裁判所に提出分を用意します。「遺産分割協議書」は契約書としての役割と証明書としての役割があります。被相続人の銀行預金の解約には、「遺産分割協議書」が必要となります。

相続人が「配偶者と兄弟」になる場合の相続の方法について紹介しました。分配の方法は、万一の事も考えてトラブル回避などにも役立つ「遺産分割協議書」の作成を覚えておきましょう。

不動産の賃貸管理や不動産の投資のことなら全ておまかせ、ご相談も「アブローズ」までご一報ください。

ピックアップ記事

  1. 賃貸経営を行うのに宅建の資格は必要?
  2. 実は厳しい税金滞納への対応
  3. 督促状の納期限とペナルティについて
  4. 住宅ローンによる隠れ貧乏にならないために
  5. 不動産売却における委任状取り扱い説明書

関連記事

  1. bea4fb52c46bddb704ffd154e6338b27_s

    相続

    相続において相続人が兄弟のみの場合の負担増

    被相続人の遺産相続は、遺言などが無い場合には民法の定めに従って相続が行…

  2. b87178aad42dd9f313615efe504d1c6f_s

    相続

    相続税を延滞してしまったときの罰則

    親族が亡くなってしまって、すぐに相続の話をするというのも気が引けるかも…

  3. 34ff3b104a17d74a2b353a47debfa77b_s

    相続

    相続した不動産を登記するメリットとデメリット

    親がなくなって所有していた不動産が遺産として残った場合、不動産を売却し…

  4. e3f6df2515163eff0936a23274f89b6e_m

    相続

    未収年金の相続での取り扱いについて

    年金を受け取っていた人が亡くなったときに、亡くなった方が受け取るはずで…

  5. d90e89d7332ee5a955fb6938c607803a_s

    相続

    相続に関してやるべきことには何があるのか

    思いがけない相続発生で慌ててしまうことは多いと思います。相続発生した後…

  6. a03f1b7b433b1337e974a2d577cd748d_s

    相続

    離婚が相続に与える影響について

    夫婦とは、他人同士が婚姻という契約に基づいて構築された関係であり、婚姻…

おすすめ記事

  1. 612
  2. d1682654b4f0636d9c7db2a83d8e3c30_s
  3. 66 (5)
  4. maxeIMGL8761_TP_V
  5. OZP68_namennayo_TP_V

おすすめ記事2

  1. taxes-2638814_1280
  2. aa123ff9bd5108baef327f3824597840_s
  3. bde549aac70c4878861da4c8b1a562f7_s

特集記事

  1. 64
  2. 66
  3. fraud-3229757_1280

アーカイブ

  1. 2866a5abab69a8eb0ce15f3de854908c_s

    相続

    相続した不動産の売却による譲渡所得に対する所得税
  2. 7b394bdc42d05497b60196dd30478881_s

    不動産基礎知識

    住宅ローンの借り換えによる失敗
  3. e84d3dd4bf93d46b76ee4452e8ab2332_s

    任意売却

    競売の意味は?関連用語も紹介
  4. a4a87c487beca58a19a036eccdb1cd51_s

    任意売却

    競売の申立書に記載する事項について
  5. 48db2bd79c94a72e3ce38b9493dc6295_s

    不動産基礎知識

    競売の不動産競売続行決定とは
PAGE TOP