不動産基礎知識

住宅ローンを組む際に7大疾病対策は必要か!?

多くの人にとって、マイホームは人生で最大の買い物です。その購入費用を一括で支払うケースは非常に珍しく、ほぼすべての人がローンを組みます。毎月数万円~数十万円を数十年かけて返済していくのです。もしも何らかの疾病を患い、働けなくなったら、どうなるのでしょうか? 今回は、住宅ローンと7大疾病対策の必要性について解説します。

7大疾病とは?

ガン・急性心筋梗塞・脳卒中・慢性腎不全・肝硬変・糖尿病・高血圧性疾患を7大疾病と呼びます。これらはいずれも、一度患うと長期にわたる治療・入院を必要とする大きな疾病です。治療に要する経済的負担はかなり大きなものになります。

そして治療を受けている間は思う様に働くことが出来なくなる事が予想されます。7大疾病による平均入院日数は22.5 日となっています。入院治療期間中は当然、働く事は出来ず、収入はその分減少してしまいます。

これらの疾病に対しては、7大疾病保障を”団信”に付ける事で、病状悪化に起因してローン返済が困難となる事態に備えることが出来ます。

団体信用生命保険とは?

団体信用生命保険、通称”団信”とは、住宅ローンを契約した債務者が、ローンの返済期間中に死亡、又は高度障害状態になった時に、保険金が支払われて住宅ローンの残債が完済されるシステムです。

その時点で、残っていた債務は返済の義務から解放される為、住宅ローンを組む際に多くの人が加入している保険です。また、金融機関によっては団信への加入を融資条件の1つに定めている所も多くあります。

7大疾病の平均入院費用と平均入院日数

ここからは7大疾病の平均入院費用と平均入院日数を個別に見て行きましょう。

ガン

人生の中で、およそ二人に一人の人がガンになるという事が統計で分かっています。ガンはもちろん日本人の死因第一位の疾患です。悪性新生物(ガン)による平均入院費用は39.5万円です。平均入院日数は17.1日です。

心筋梗塞

心筋梗塞による平均入院費用は40.3万円です。急性心筋梗塞による平均入院日数は15.7日です。

脳血管疾患

脳血管疾患による平均入院費用は177.5 万円です。平均入院日数は脳内出血で107.3日、脳梗塞だと78.3日です。

慢性腎不全

慢性腎不全による平均入院費用のデータはありませんが、平均入院日数は47.9日です。

肝硬変

肝硬変による平均入院費用は76.3万円です。平均入院日数は、25.8日となっています。

糖尿病

糖尿病による平均入院日数はデータがありませんが、糖尿病患者の平均的な医療費は、年間で24.7万円です。

高血圧性疾患

高血圧性疾患による平均入院費用は50.1万円です。平均入院日数は23.1日です。

まとめ

今回は、住宅ローンと7大疾病についてお伝えしました。住宅ローンを組む際には、団信だけでなく、7大疾病保障も合わせて考える必要があるかもしれません。

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