任意売却

住宅ローンのボーナス併用払いが払えなくなったら!?

住宅ローンをボーナス払いで購入したが、会社のボーナスが減給されてしまい、返済が滞ったり、予想外の出費により返済額がたりなくなるなどの問題が出てきてしまった場合にはどうすればいいのでしょうか? 借金を借金で返済するようなことにならないように、今回はボーナス併用払いの問題や、任意売却についてご紹介します。

■「ボーナス併用い」と「毎月払い」メリット&デメリット

住宅ローンの返済方法は2種類あり、月々一定の金額を払って返済していく「毎月払い」と
ボーナス月に返済する額を上乗せして返済する「ボーナス併用払い」があります。

◎毎月払いのメリット
・返済する金額が返済期間内ずっと一定
・定額なので長期的な返済計画がたてやすい

◎毎月払いのデメリット
・最初は利息負担分が大きく返済が大変
・長期にわたって返済しなければならない

◎ボーナス併用払のメリット
・毎月に支払う返済額を抑えること
・返済しなければならない期間を短くなる

◎ボーナス併用払いデメリット
・ボーナスの減額などで支払いが滞ることも
・生活でお金が必要な時に困る

■ボーナス払いをなくしても解決できない?

住宅ローンの返済方法を毎月払いに組み替えたとしても、その返済分が毎月に上乗せされるだけなので、住宅ローンの返済が楽になるわけではありません。ボーナス払いで返済していた時には、毎月の返済額が少なくなっていたので、その減額の間にボーナス払いの返済額を貯蓄できていないのならば、住宅ローンの返済方法を組み替えたとしても問題解決には至らないのです。

■任意売却という方法

返済ができないからといって、住宅ローンを放置したりすると裁判所が介入し、強制的に住宅を「競売」に出されてしまいます。しかし、競売に出される前に不動産会社などを介して住宅を売る方法が「任意売却」です。任意売却は金融関係から許可をもらって住宅を売却できるので、市場価格に近い金額で売り払うことができます。また、立ち退きを強制的に行われることもないので引っ越しする機関も融通が利きます。

■まとめ

ボーナス併用払いを利用するときには、自分の会社の業績や景気から、支給額を安定して払っていけるか、返済金額の割合も慎重に考えていきましょう。また、返済ができなくなっても、任意売却を選ぶことで、無理に競売に出されることもなく市場に近い価格で売却することもできます。

不動産関係でお悩みの方は、ぜひ株式会社アブローズにご相談ください。

ピックアップ記事

  1. 賃貸不動産の経営管理を安易に考えてはいけません!
  2. 競売における売却基準価額とは何か
  3. 不動産の売却に年齢制限はある?
  4. 賃貸経営を行うのに宅建の資格は必要?
  5. 在宅ローンの老後破産リスクは任意売却で回避しよう

関連記事

  1. 任意売却

    任意売却時における連帯保証人の同意について

    住宅ローンを組む際、連帯保証人を立てることが求められるケースもあります…

  2. 任意売却

    競売物件の内覧は可能なのか?

    競売物件は市場価格より安く購入することが可能です。そのため、最近は競売…

  3. 任意売却

    住宅ローン滞納などにより実行される競売の入札方法

    住宅ローンの滞納を続けていると、債権者は債権回収のための最終手段として…

  4. 任意売却

    任意売却の場合の不動産登記で必要な手続き

    任意売却の場合は、特殊な状況での売却になる事でしょう。支払いや今後の生…

  5. 任意売却

    不動産売却と消費税の関係って? ~課税対象と非課税対象とは~

    不動産売却と消費税の関係(何が課税され非課税であるのか)をよく分からな…

  6. 任意売却

    競売の評価における減価とは何か

    競売による落札価格は、通常の市場価格よりも相当に安い価格となると…

おすすめ記事

おすすめ記事2

特集記事

アーカイブ

  1. 不動産基礎知識

    競売売却代金の交付と余剰金の発生
  2. 相続

    相続における障害者控除の内容と控除額
  3. 債務整理

    競売の落札後の進行と強制執行費用
  4. 不動産基礎知識

    住宅ローンを組んだ方へのボーナス「住宅ローン減税」
  5. 賃貸オーナー様

    賃貸経営を法人化することのメリットとデメリット
PAGE TOP