いろいろ

競売代行業者に依頼するメリットと注意点

競売に詳しくない方が、いきなり競売物件を落札しようと思っても、何から手を付けて良いのかわからないのが現状でしょう。車が故障してしまったときは、その道のプロに依頼するように競売にも代行業者がいます。では、競売初心者が競売代行業者に依頼するメリットと注意点について見てみましょう。

競売代行業者とは

競売代行業者とは、競売物件を落札したい方の依頼により、入札手続きから明渡しまでの手続きを代行しておこなう業者のことをいいます。

競売物件のリスクは、明渡しまで物件の内部を見ることができないことや、明渡しの際のトラブルといったことがあげられます。また、入札手続きから明渡しまでの法的手続きを速やかに行わなければならないことも初心者にとっては難しいところでしょう。

競売代行業者に依頼することで、競売初心者の方でも安心して競売に参加することができます。

競売代行業者を利用するメリット

では、競売代行業者を利用するメリットにはどのようなものがあるのか見てみましょう。

物件の調査と現地調査

競売物件は内部の確認ができないため、裁判所に備え付けられた「物件明細書」「現況調査報告書」「評価書」の3点セットの資料から読み取ります。どういった物件かをこの資料から理解する必要があるのですが、付随する権利関係についても把握しなければいけません。競売代行業者は、経験と知識で資料から情報をくみ取り、提案をしてくれます。

また、現地調査の段階になると、入居者の占有の有無や生活状況、管理状況を確認します。ここでは、可能な限り聞き込みをおこない様々な判断材料を提供してくれます。

占有者の対応

競売で落札して後に、占有者がいた場合に交渉をしてくれます。立ち退きにかかる実費は依頼主の負担となりますが、個人が交渉するよりも、実績のあるプロの交渉ですと余計な費用が抑えられることもあります。

競売代行業者を利用する際の注意点

不動産取引の経験のない個人が競売に参加するには、ハードルが高い部分があるということがおわかりいただけたかと思いますが、競売代行業者に依頼する際にも注意が必要です。

まずは、業者に依頼するにしてもご自身でしっかりと価格の調査をするようにしましょう。競売代行業者は、成功報酬型が多いので、その物件を落札するために予定より高い設定をするケースがあります。

落札をしてみると、次順位との価格差が大きく落札後に後悔することもあります。その場合でも自己責任ですので、業者から差額を取れるわけではありません。そのようなことから、落札したい物件にいくらなら入札しても良いかご自身で判断することが重要です。

まとめ

現在、このような競売代行業者は数多くあり、そのほとんどが宅地建物取引業者です。しかし、競売をサポートすることのできる不動産業者は一部で、サポートの内容、報酬、契約スタイルについても各社で異なります。競売にチャレンジしたい方はご自身に合った競売代行業者を選択できるよう、まずは相談をしてみることから始めましょう。

競売に関することや不動産のことなら全ておまかせ、ご相談も「アブローズ」までご一報を下さい。

ピックアップ記事

  1. 後妻の子の相続における取り扱い
  2. 賃貸不動産の経営管理を安易に考えてはいけません!
  3. 不動産投資による不労所得を得るための仕掛け作りとリスク
  4. マイホームを手放すことになってしまったら
  5. 不動産の売却に年齢制限はある?

関連記事

  1. いろいろ

    準確定申告の申告・納税期限には要注意!

    土地や家屋などを所有した方(被相続人)が亡くなった場合、残された家族(…

  2. いろいろ

    競売物件をリフォームする利用価値とは

    競売物件は、安く購入できるメリットを考えている人は多いと思います。しか…

  3. いろいろ

    家を売る理由で多いのはどの様な理由?

    持ち家を処分する理由は人によって様々です。しかし、家を売る際、不動産会…

  4. いろいろ

    競売における契約書とは何に該当するのか?

    競売では一般の不動産売買とは異なり、落札によって不動産を手に入れるわけ…

  5. いろいろ

    不動産競売について学ぼう!

    皆さんは競売とは何かご存知ですか?一般的に不動産売却では競売と任意…

  6. いろいろ

    競売物件を取得してアパート経営を実行するには

    最近では、競売物件を投資目的に考える個人投資家が増えています。競売での…

おすすめ記事

おすすめ記事2

特集記事

アーカイブ

  1. 任意売却

    競売の差し押さえとは
  2. いろいろ

    情報の収集力が投資の成果を左右する
  3. 不動産基礎知識

    競売にかけられた不動産に共有者がいる場合
  4. 不動産基礎知識

    不動産投資の目標は、目的に合わせて設定しよう
  5. 債務整理

    競売における情報の変更とは
PAGE TOP