歴史的な低金利が続いており金融機関による貸出意欲も高いことから、不動産投資が大変ブームになっています。しかし、不動産投資は株式投資と異なり、投資物件を購入すれば後は収益が産まれ続けるというものではなく、管理をしていかなければいけません。
この管理を行うには不動産管理に不慣れな人には難しいため、管理会社に委託するのが一般的です。管理会社への委託には当然費用が発生しますので、大家として管理会社にどう向き合うべきかが不動産投資では大きな課題となります。
不動産投資には管理が必要
株式投資であれば、銘柄を決めて投資を行ってしまったら一般的な投資家は何もすることはありません。基本的には株式の値が上がるのを待つだけです。しかし、不動産はそういう訳にはいきません。投資家ではあるものの大家として空室が発生すればリーシングを行って入居者を探さなければいけませんし、設備が故障すれば修繕費を負担して修理をしなければいけません。
しかし、不動産業を行っているなどしていなければ不動産の管理をするのは難しいのが実情です。そこで不動産の管理を専門業者に委託することが一般的に行われています。
不動産の管理業務
不動産の管理業務は大きく分けて建物管理業務と賃貸管理業務に分かれます。建物管理業務は建物の清掃、補修繕、大規模修繕計画の立案、実行などが該当します。賃貸管理業務は家賃の請求、滞納への対応、入居者の募集、入居者からのクレーム対応などが該当します。これらの業務を個人で行っていくのは難しく、副業として不動産投資を行っているサラリーマン大家などでは実質的に無理だといえるでしょう。
そこで専門業者に外部委託をするのですが、当然ながら外部委託は費用が発生します。これらの費用が適正水準よりも高ければ投資家は本来獲得できる収益を業者に渡していることになってしまいます。悪質な管理業者に委託してしまうと賃貸経営自体が上手く行かなくなってしまい、ローンの返済が滞ってしまった結果、任意売却などで不動産を手放さざるを得ないという状況になってしまうことも無い話ではありません。
評判の良い業者を探すには
不動産投資を行うのは大家になるためではなく、不動産で資産形成を行うのが目的ですから、適正な費用で健全な賃貸経営を行わなければいけません。そこでネットや複数の業者、不動産投資を行っている人などから情報を集めることが大切です。特に不動産投資を行っている人達からの情報は役に立つ情報が多いです。
せっかく不動産投資を行うのですから、適切な費用で優良な管理会社に委託するようにしましょう。悪質な業者に委託してしまうことで不動産を売却せざるを得なくなるという状況は避けたいものです。