賃貸経営をする目的は、将来の事で安定した資金を確保することで経営をする方もいます。しかし、そこで問題となるのが管理会社へ支払う手数料です。今回は手数料の相場についてお話ししましょう。
■管理委託方式とは
大家さんが会社員の場合、本業が忙しいので賃貸管理まで手が行き届かない事もあります。それだけ考えるとしたら、休まる暇なんてすでになくなってしまい、体力的にもメンタル的にも負担になるからです。
そこで、賃貸物件を管理会社に託すという管理委託方式があります。大家さんが会社員や主婦の方にとっては、本当にありがたい話です。この方式は家賃に対してある一定の額(手数料)を管理会社に支払います。
ですが、手数料はどのくらいかかるのかを把握しなければなりませんので、その産出も理解しておく必要があります。
■手数料の算出
大家さんが管理会社に払う手数料については、どのくらい必要なのかが気になる話です。計算式に割り当てると、家賃収入×手数料(%)という計算式です。しかし、相場に対して手数料が高くなると話になりません。
なので、手数料にも相場というのがあります。一般的に手数料の相場は賃貸料の約5%が上限として設定されています。これを超えてしまうと、家賃収入(=利益)を捻出する事が出来ず、せっかくの賃貸経営が赤字経営となり、将来の老後の年金対策などといった目的の意味すらなくなります。
■管理会社を選ぼう!
賃貸経営には管理会社の存在は欠かせません。前述のとおり、会社員や主婦が賃貸経営をする場合、本業や家事で手一杯です。そこで管理会社に依頼する事になりますが、すぐに決めてしまうようでは失敗するリスクが高くなるからです。なので、管理会社は複数の会社と話し合いの場を持つことから始まります。
●管理会社は1社で決めるな!
賃貸管理をするにあたり、手数料が生じるのは先に説明した通りです。しかし、それ以外に色んな部分にまで費用がかかります。それは、共用部分の管理や建物全体の保守・整備、システムの更新などです。何もかもすべて一人でやってしまうようでは、大きな負担となりますので大家さんとしての経営そのものが本末転倒の話になるからです。管理会社の役割は、大家さんのサポートをすることです。
各種費用も、手数料のほか必要となりますので、この会社はどこまでやってくれるのか、もう一つの会社はどのくらい費用がかかるのか等を見極めることが重要です。
賃貸管理に関するご相談などございましたら、株式会社アブローズがお手伝いさせていただきます。お気軽にお問合せください。