「自分と同じような境遇の人はどのように解決したの?」、「住宅ローンがこんなに残っているのに売却できるの?」といった状況の人は、少なからずいらっしゃることでしょう。それぞれの状況で異なる住宅ローンの解決方法ですが、任意売却で解決した事例の一部をご紹介します。
自宅に住み続けたい!
Aさん(男性)は転職を機に収入が減り、さらには子供が私立大学に通い始めたことから、住宅ローンの支払いまでお金を工面することが厳しくなってしまいました。また、Aさんの奥さんは体が弱いこともあり、仕事に就くことができません。
元々、真面目なAさんは、貯金が貯まると繰上返済に充てていましたので、ローンの残債が500万円というところまで返済は進んでいましたが、預貯金が全くありませんでした。
日々の生活費を捻出するのも厳しくなっており、住宅ローンの滞納をしてしまう月が増えました。そして、とうとう銀行から一括返済を迫られてしまいました。
Aさんの家は、体の弱い奥さんが住みやすいよう設計された、注文住宅です。近くに主治医も居るため、どうしてもこの家からは引越したくはありませんでした。
Aさんの家は、比較的人気の高い閑静な住宅地にあり、売却をすれば2,500万円の価値が付く家です。このまま売却をしてしまえば、残りの残債は一括で返すことはできるのですが、どうしても、今の家を手放したくないという想いが強かったのです。
そこで、Aさんが選択したのは投資家への任意売却による「リースバック」です。リースバックとは、不動産を売却し、その買主から当該不動産を賃貸する方法です。
Aさんは、子供が大学を卒業する時期を見込んで、投資家から5年後に買い戻す約束をし、買い戻し特約付き売買を行うことにしました。
自己破産を避けたい
Bさん(男性)は32歳で3,200万円の一戸建てを、住宅ローンを組んで購入しました。経理部に所属していましたが、住宅を購入してから3年が経過したころ、会社の勤務体系が変わり、ストレスを慢性的に抱えるようになりました。
我慢をして必死に働いていましたが、体調が悪くなり、仕事に行くことが難しくなり、病院に行ったところ、うつ病と診断されました。転職をすることにしましたが、収入は大幅に減って住宅ローンの返済が困難になりました。
住宅ローンの返済が滞ると、「期限の利益の喪失」通知が届き、競売にするとの通知が来てしまい、どうしていいのかわからず、任意売却の相談に行きました。
自己破産をしてしまうのだけは避けたいという要望を伝えたところ、収支のバランスを見直し、家賃の安い賃貸物件に引越すことができれば、自己破産は避けられるという判断をもらいました。
3ヶ月で無事に任意売却が成立し、家賃の安い賃貸物件に引越しをすることができ、お金や借金のストレスから解放されたのか、うつ病の状態もかなり良くなったということです。
まとめ
勤務先に突然解雇が行われたり、業績の悪化で収入の減った方や急な事故や病気などで勤務継続ができなくなったり、離婚時の住宅ローントラブルを抱えた方など多くの住宅ローンの悩みを任意売却で解決できるかもしれません。今回は、ほんの一部の事例でしたが、同じような境遇の方も解決しているケースは多いので、競売にかけられる前に、専門業者に相談することをお勧めします。
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