住宅ローンの支払いが滞ると、債権者から一括返済を迫られてしまいます。もとより普段の生活にも支障があるような状況になっているのでは、一括返済に応じる事は不可能です。その場合の住宅ローンを返済する対処方法として、任意売却で家を売る事について紹介しましょう。
住宅ローンの一括返済を迫られた場合の対応
不動産の売却には、通常の売却方法もあるのですが、住宅ローンの返済ができなくなってしまうと、段階を経て一括返済を迫られる事になり債権者としては、競売や任意売却での回収をする事になるのです。
家の持ち主としては、競売になってしまうと、自分の意思に関係なく、一方的に売却されてしまうので、家の所有者の今後に不安を残す結果になるのです。
任意売却や競売によって、住宅ローンの返済が完済できるとは限りません。勿論、利益を得る事もできません。多くの場合は、完済できずに住宅ローンの残りを支払い続ける事になるのです。しかし、任意売却を専門に扱う不動産業者では仲介の依頼を受けて、金融機関の交渉から住宅ローンの残りの交渉まで引き受けてくれるのです。
1.任意売却による物件の査定
2.金融機関に対して抵当権抹消の交渉をします。
3.家の購入者を紹介します。
4.契約の手続きと、不利にならないような交渉
5.引っ越し費用の交渉
6.新生活と残ったローンの交渉
不動産取引にかかる費用は売却代金から対応
任意売却にもいろいろな経費がかかります。通常の場合でも、仲介手数料や司法書士手数料、登記費用などの費用が発生しますが、売買代金の3~4%の費用を経費として支払います。債務者の場合は、ほとんどお金がないので、売却代金で対応する事になり、債務者の負担はゼロになるので安心です。任意売却で売却代金から差し引かれる費用は以下のようになります。
1.区分マンションの場合、管理費や積立費の支払い
2.固定資産税など税金の支払い
3.抵当権の抹消費用
4.不動産業者への仲介手数料など
家を引き渡して後の引っ越し対応
任意売却によって引っ越しの交渉はできますが、必ず支払われるものではないのです。これは、交渉する仲介人の交渉力による対応が大きく関わってきます。そのためには、経験と法的な知識がある専門家による交渉が重要です。
引っ越しまでのサポートができないのであれば、無理やり追い出される事になり、競売とかわりがなくなってしまいます。そのようなことから、任意売却を専門にしている仲介人に対して、債務者が求める条件としては、引っ越し費用や引っ越し先のサポートが心配になるので、その対応を求める事です。
売却後の残債の対応
任意売却での不安として、残った住宅ローンの返済についての交渉が問題です。任意売却を行う場合は、売却後に残った住宅ローンの返済方法まで対応してもらう事で、新生活へ踏み出す事ができるのです。債権者にとっても、へたに自己破産して債務を回収できないよりは、少しでも回収できる方法を望む場合があるのです。
残った住宅ローンを、債務者が無理なく返済できるように交渉してもらうまでが、任意売却における交渉の役割として依頼するべき事です。売却するだけでは、競売と変わりなくなってしまうので、そこまでのサポートができるよう求めましょう。
まとめ
住宅ローンの支払い対策として任意売却で家を売る事について紹介してきました。任意売却で家を売るメリットを考えて、自分が求める条件の確保が重要になります。任意売却での引っ越しや、残りの支払いまで不安を取り除く事で、問題を解決できる事が最大のポイントになるでしょう。
任意売却に関する事や不動産の事なら全ておまかせ、ご相談も「アブローズ」までご一報を下さい。