いろいろ

不動産競売について学ぼう!

皆さんは競売とは何かご存知ですか?
一般的に不動産売却では競売と任意売却の2種類に分けられています。任意売却について説明されているサイトや文章はよく見かけると思いますが、競売については、あまり詳しく説明されていいなかったり、難しい言葉ばかりでよく理解できなかったり・・・とあると思います。そこで今回は、そんな競売に注目してお話していきます。

■競売ってそもそもなんだろう?

競売に出されているモノに対し、購入希望者が入札金額を決め、誰が購入可能な権利を獲得できるか、競って入札することを競売といいます。一般的には『キョウバイ』と呼ばれていますが、法律など使う場所では『ケイバイ』が正しいとされています。

■競売の対象になるのはどんな場合?

例えば、住宅を建築する際に、金融機関などからお金を借りて、ローンをしますが、あとあと毎月のローン返済が出来なくなり、滞納が続いてしまうと競売対象となります。お金を貸している側が、返済が滞っており、貸したお金の回収が出来なくなったため、裁判所に申し立てを行い競売物件対象となります。

もう1つの方法として、競売物件対象となる前に自分自身で金融機関や専門的な会社(事務所)などに相談し、個人での売却手続きを進める任意売却という方法もあります。

■どんな流れで、なんの書類が必要になる?

『競売開始決定通知書』が届き、競売物件の対象となった時の流れとしては

①調査が入る(家の状況・状態)
②通知書が届く(入札期間・開始日)
③一般公開
④入札開始
⑤開札(最高価格を付けた人が選ばれる)
⑥決定後、代金支払い
⑦所有権移転

という流れになっています。不動産競売にかけられる側となってしまった時に必要書類の準備などは、基本的に必要ありません。

債権者(お金を貸した側)が裁判所に申し立てを行い、上記のような流れになりますので、競売開始決定通知書が届き、初めて自分の家が対象物件になっているという重大な現実を知ることになるのです。開始決定に対する異議がないとすれば、流れに身を任せ、少しでも高値で売れるよう待つしかないですね。

競売に異議があり任意売却を検討する場合、債権者が行った申立てを取り下げてもらわなければいけません。申立ての取り下げが出来るのは、開札前となっています。

■まとめ

不動産競売について、色々お話ししましたが、通知書により初めて知る場合、誰だって焦ってしまいパニックになると思います。でも焦ってしまうのはもちろんダメです! 焦っていいことありません。焦らず、1つ1つ丁寧に確認することが大切ということですね! 不動産関連でご不明点などございましたら株式会社アブローズまでお気軽にお問合せ下さい。

ピックアップ記事

  1. 督促状の納期限とペナルティについて
  2. 実は厳しい税金滞納への対応
  3. 不動産の売却に年齢制限はある?
  4. 不動産売却の時に重要な登記費用について
  5. マイホームを手放すことになってしまったら

関連記事

  1. いろいろ

    準確定申告の申告・納税期限には要注意!

    土地や家屋などを所有した方(被相続人)が亡くなった場合、残された家族(…

  2. いろいろ

    マイホーム売却での確定申告は有利に働く?

    サラリーマンだと基本的に税金は給与から天引きされており、過不足について…

  3. いろいろ

    投資は自己責任で行うということの意味

    不動産投資に限らず投資は自己責任で行うことが求められています。自己責任…

  4. いろいろ

    個人が競売物件を入札する際に代理人を置かず起こる手間とは?

    個人で競売物件を、入札・落札したときの利点はなんでしょうか。比較的安く…

  5. いろいろ

    知らないと大問題!? 農地の競売の必須知識「農地法」

    農地が裁判所の競売にかけられたとき農業法というものが深くかかわってきま…

  6. いろいろ

    家を建てる夫婦は離婚率が高いという説は本当か? 離婚によって新築物件が競売に回ってくる可能性は?

    新築離婚。家を建てる計画の夫婦は、住宅完成を待たず離婚しやすいという説…

おすすめ記事

おすすめ記事2

特集記事

アーカイブ

  1. 債務整理

    競売物件において固定資産税の支払い義務はどちらが負担?
  2. 債務整理

    競売物件購入時に必要な書類
  3. 債務整理

    競売物件を購入する際に銀行などから借りることが出来るローン制度とは
  4. 不動産基礎知識

    住宅ローンを組んだ方へのボーナス「住宅ローン減税」
  5. 相続

    マンションを相続するときの評価額は?
PAGE TOP