景気が悪いと言われて長いですが、【不動産】の売買も意にたがわずです。できれば、なるべく高い値段で取引したいですよね。今回は、土地の売却で高く売るためのポイントについて紹介していきましょう。
■土地の売却の流れ
【不動産】の取引についての知識を、自分でもある程度の理解が必要です。言われるがままでは、土地を高く売る為のポイントは見えてこないでしょう。自分自身で売却する土地の値段や相場を調べておく事が必要です。ある程度の目安は自分自身でも設定することが大事でしょう。それによって、想定よりも高く売れたとか、かなりの低額の値段交渉だとか、「高く売る」と言うよりも「損をしない取引」が正しいのです。
再開発の地域や特定の事業地域の指定などがない限り、今の時代で「購入額」よりも高く売るのは至難のワザだからです。土地の売却では、隣接する土地との境界線を調べる「土地測量図・境界確認書」の確認を行いましょう。
◎「土地の確認事項」
・相続した土地は所有者の確認(古い土地だと数十年も名義を知らない事もある)
・土地の境界線「土地測量図・境界確認書」
・名義確認の「不動産登記簿」を法務局から取得
◎不動産会社との媒介契約
土地の査定をする為に、複数の会社に無料の査定サービスを依頼しましょう。それぞれの査定ポイントによって金額の差が開くこともあります。売却の活動には、「宅地建物取引士」の資格を有する不動産業者に仲介を依頼する契約を結ぶことになります。
ポイントは、専門的に取り扱っている実績など、査定も含めて不動産会社を選ぶことが必要です。契約には「一般媒介契約」「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」がありますが、それぞれの特徴で選ぶ事が可能です。3つの中では、1つの会社に専任する方が、売却のやる気が違いますので個人的には、「専任媒介契約」をお勧めしています。
◎売出しから引き渡しまで
売却の価格は自由に決定できますが、売れる為の価格設定は、媒介契約の不動産会社と相談して「売れる価格」や「売りたい価格」など、徹底した話合いができる事がポイントです。何故なら必ず売れるとは限らないので3か月毎の値段の見直しを行わないと「売れない」の広告を出しているのと同じなのです。
購入者が決まりましたら、価格や条件面などの交渉を行います。不本意かもしれませんが、ある程度の「値引き交渉」は、想定内として前もって決めておくことがポイントです。売却の合意ができたら「売買契約」を行います。契約内容の確認と手付金の受け取りと、必要書類の受け渡しによって取引が成立しました。土地の引き渡しと残金の確認によって売却の完了となります。
■売却ポイントと注意点
◎注意点は「相続」と「建物付き」
古い建物がある場合は、そのまま建物付きで売却するのか、解体して更地で売却するのかは、媒介契約を結んだ不動産会社と相談して、どちらが高く売れるのかを決めましょう。(解体費用は自己負担です。)相続した土地の注意点は、土地の名義人でないと売却できないので、名義変更は前もって行います。「相続登記」をおこなうこと。司法書士などの専門家に依頼することもひつようです。
◎売却ポイント
売却する流れには、それぞれ重要なポイントがあります。
①まずは情報による知識を高めて、価格の目安を知る事。
②媒介契約を3つの名から適したものを選ぶ。
③価格の設定は3か月毎の見直し。値引き交渉は想定内で行う。
売却ポイントは、3つに絞ってみましたが、売主さんは、不動産会社と信頼関係が必要です。ポイントに共通する事は、専門的な知識と交渉術があてにできる「媒介契約」を結ぶ不動産会社によるものが大きいと思います。是非とも信頼できる「専任媒介契約」を決めて売却活動を行って欲しいものです。
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