競売物件を購入したいのですが、実際は仕事が忙しくてそれどころではなくなり、気が付いたら物件がほかの方に落札されていた、という展開はサラリーマンやOLさんにとっては「あるある」話と言っても良いでしょう。
今回は、代理人に競売物件の入札を依頼する場合のお話をしましょう。
競売物件が欲しいけど・・・
会社員は仕事をするのが本分です。新たなマイホームを購入するとしても一戸建てを建てるのに必要な土地を購入したり、マンションの一室を購入したりという手段がありますが、新築でやるとした場合どうしても費用が掛かってしまうのが現実ですね。
物件サイトを見ているうちに、競売物件の存在を知りましたので、そのサイトを見てみると、魅力的な物件が新築で買うのより安く購入できるという利点を活かし、情報収集などからスタートしました。しかし、入札日は平日で執り行われる事が多く、仕事を休むわけにはいかない会社員にとっては大きな痛手になる事でしょう。
代理人としておすすめは
代理人に最も重要な事は、安易に身内に頼まない事です。物件によっては、反社会勢力の関係者も参入する事もあるようなので、トラブルトというのは競売物件の取り扱いに詳しくない方を、代理人に立てると危険なのです。「土地ころがし」と呼ばれるような違法まがいの人達の方が法律に詳しいのです。
親戚や知人にお願いするのは、トラブルを含めて対処できる能力がある人ならば安心できますが、そうでなければ競売の専門家にお願いする事です。後のトラブルを考えるならば、かえって安く済むというものです。競売を専門に扱う不動産関係者に依頼する事がベストなのです。
>代理人が必要となる書類はどのようなもの?
それでは、競売(公売)に参加するにあたり必要な書類で、代理人が関係する項目を説明しておきます。
①身分証の提出→運転免許証などといった公的機関で発行した証明書を出しましょう。
②委任状→代理権限を証明するための書類で、代理人があなたに代わってある一定の事を代理しますという証明です。なお、作成方法は後述します。
③印鑑→入札手続きを行うときに必要です。
④代理委任状→代理人が入札をするときに欠かせません。
委任状作成をするとき、注意しておきたい事
実際に作るとき、大事な項目を紹介しましょう。必ず記入してもらう項目は、住所・氏名・自筆署名(印鑑でも可)で、依頼する方に関しては自分が住んでいる住所と名前、不動産の情報、委任内容を記入しておきましょう。
注意しておくべき項目を挙げるならば、代理人における権限はどこまで許されているかについてで、すべて許してしまえば依頼者の言い分が認められなくなるというリスクが高くなりますので、ある程度は自分の権限を確保しておくと後先のトラブルを回避できるでしょう。
任命した以上は・・・
代理人に競売をお願いした以上は、常に連絡を取り合う事が再前提です。競売における途中経過などといった連絡は密に取り合い、何かあった場合その報告を受ける事ができるのは依頼した方ですので、依頼人とは報告・連絡・相談を怠ってもらっては困る、という事です。なので、信頼における方を任命しておきましょう。
住宅を競売経由で購入するという事は、一般的な住宅を購入するのと何も変わらないので、重要となる財産売買をするという意味でも、競売の専門家を選んでおくと連絡が取りやすく、大きなトラブルを回避しやすくなるというメリットがあります。そのため、代理人を選定するのなら、自分の事をよく知っている親族よりも、あらゆる対処ができる専門家に依頼する事を考えた方が良いでしょう。
まとめ
競売と代理人についてまとめてみましたが、第三者に代理人をお願いするというのは、忙しい人たちにとってはありがたいのですが、身近な親族よりも、競売に詳しい事を大前提に選んだ方が、トラブル回避といったメリットを受ける事ができるのです。
競売に関する事や不動産の事なら全ておまかせ、ご相談も「アブローズ」までご一報を下さい。