持ち家を処分する理由は人によって様々です。しかし、家を売る際、不動産会社や買い手となる人は、売り主が家を手放そうとしている理由を知りたがる事があります。今回は、家を売る理由として多い例と、それをどの様に伝えるべきかについて解説します。
家を売る理由
ここでは、家を売ることになる理由で多い物を具体的に挙げていきます。
最も多い理由は転勤
「念願のマイホームを買ったものの、会社からの辞令で転勤する事になった。」この場合、家の処分を考える人が多い様です。数年以内に帰ってくる予定があるのであれば、その期間、家を賃貸に出す、又はそのまま置いておくという選択肢もあるのですが、帰ってくる目途が立たない様な転勤であれば、家を手放す事は止むを得ない事でしょう。
この場合、家を売る理由は不動産会社や買い手に隠す必要はありません。そのまま伝えて問題ないでしょう。
家族構成の変化
単身者がワンルームマンションに住んでいて、同棲や結婚、あるいは出産といった家族構成の変化を受けて、住んでいた家(戸建て・マンション)を手放すというケースも多くあります。
より広いマンションに買い替えを検討したり、マンションを手放して一戸建てを購入したり、あるいは子供が成長して独立したので、夫婦二人だけで住むマンションへ買い替える、と言った場合もあるでしょう。これらの場合も、不動産会社や買い手に理由を隠さなくても問題はありません。ありのままを伝えましょう。
住宅ローンが払えなくなった
転勤や家族構成の変化などがない中、比較的築浅の家を売りに出す理由として多いのが、住宅ローンの支払いが苦しくなった為、という物です。この場合、家の状態は悪くなく、買い手にとっては悪い状態ではないと言えるのですが、家を売る理由を聞かれたときに、住宅ローンが払えなくなったため、と言うのをストレートに伝える事はおすすめしません。
理由は、前の持ち主が経済的苦境に立たされて泣く泣く手放した家に住む事を快く思わない人も少なからずいるからです。もし、不動産会社や買い手から、家を売りに出した理由を聞かれたら、あまりはっきりとした理由は伝えず、ぼかして答えるのが良いでしょう。
夫婦で住んでいたが離婚して出ていく事になった
最近では少なくないケースなのですが、日本で結婚する夫婦の三組に一組は離婚しています。離婚する事になったら、どちらかは家を出ていく事が普通です。あるいは、住宅ローンの残債の返済のために2人とも家を出て、家を売却するケースも多くあります。
前の持ち主が離婚したかどうかを気にする買い主はあまりいないと思いますが、不動産会社や買い手から家を売りに出す理由を聞かれた場合には、家族構成の変化などとシンプルに応える事が無難かもしれません。
まとめ
今回は、持ち家を売却する様々な理由についてお伝えしました。家の売買を円滑に進めるためには、時には理由をストレートに伝えない事も必要かもしれません。いずれにせよ、売買を仲介する不動産会社と買い主へなんと説明するかは、あらかじめ考えておいた方が良いでしょう。
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