不動産基礎知識

家を売る際の築年数と立地 ~査定に関係するのは?~

何らかの理由で家を売る際に、その築年数は大きな判断の基準となります。古ければ安くなるとは一概に言えない側面もあるのが、家を売る際の難しい問題です。今回はこの家の築年数と販売価格について見てまいりましょう。

家を売る

人生のうちでそう何回もある事ではないものに、家を売ると言う事があります。事業として家を売る場合と違い、個人で家を売る際には気を付けなければならない事が幾つかあります。問題は幾らで売りたいのか、そして幾らで売れるのかといった事ではないでしょうか。

売却する家の状況を把握する事から、その売却価格は決まってくるものですが、算定する事は個人ではなかなか難しい問題です。まずは希望額に近い金額で売れるかどうかがポイントとなるでしょう。

その売却価格を決める為には、その家の築年数が最も重要な要素になります。一概には言えないのですが、築年数が新しければ新しいほどその価格は高くなりがちです。が、例外的に古民家と呼ばれるほど古いものには、それなりの価値がつく事もあります。

このように、その家の価値を自身で決める事は思いのほか難しいものです。またその家の立地条件などでも価値は変わってきます。都心の一等地にある家と、地方の僻地にある家とでは比べるべき基準が根本から違います。

都市部の中心にある家だとすると、建物そのものの価値はさほどなくとも、その地価により高額で売れる事は安易に予想できることです。しかし、その逆に地方の山間部などの家を売る場合ですと、その地価や家自体の価値も算定する事は素人では難しいものだと思います。

築年数による価格の変動

例えば家を買う際、同じ様な物件が二つあるとすれば、買う側にしてみればその価格などに差がなく、立地条件も似たようなものであれば、築年数が新しいものを選ぶのが消費者心理というものです。

その為、売る側としてもその売却価格を決める際には、どうしても築年数を考慮しないわけにはいきません。家の価値である築年数は、国によりその耐用年数というものが設定されています。

木造住宅の場合その耐用年数は22年、鉄筋コンクリートでの建造物は47年と定められています。これは勿論それ以上住んではいけないという事ではありませんが、売る際の家の価格の査定という観点から見ますと、かなりその築年数は価格に影響をもたらします。

家を売るという事は、このように色々なファクトによりその価格はまちまちです。幾らで売りたいかも大事ですが、問題は幾らで売れるかではないでしょうか。その査定はやはり家のプロである不動産業者にお任せする事が一番の早道です。

家を売る際に、不動産業者にお任せする事で得られる一番のメリットは、幾らで売れるかという販売価格が分かるという事と、家を売る仲介をして頂けるという事です。買い手を探すのも個人では容易でない事はご理解いただけると思います。

まとめ

これらの理由から、家を売る際には親戚や知人など旧知の方などの場合はともかく、まったく知らない人に売る際には、その価格も含め信頼のおける不動産業者に仲介をお願いする事が最善の策ではないでしょうか。

不動産の事なら全ておまかせ、ご相談も「アブローズ」までご一報を下さい。

ピックアップ記事

  1. 住宅ローンによる隠れ貧乏にならないために
  2. 賃貸経営を行うのに宅建の資格は必要?
  3. 賃貸不動産の経営管理を安易に考えてはいけません!
  4. 不動産売却の時に重要な登記費用について
  5. マイホームを手放すことになってしまったら

関連記事

  1. 不動産基礎知識

    競売の費用は原則として債務者の負担

    住宅ローンの返済を滞納していると、やがて債権者は裁判所に抵当権に基づく…

  2. 不動産基礎知識

    DIYでマイホーム建築やリフォームを行う際、住宅ローンは使えるのか?

    自宅を購入する際、多くの方々に利用されている住宅ローン。これを利用する…

  3. 不動産基礎知識

    競売の不動産競売続行決定とは

    不動産が競売にかけられると、いろいろな文書が届いてくるようになり、不安…

  4. 不動産基礎知識

    競売における未登記建物の取扱い

    住宅ローンを利用する場合に金融機関は土地と土地上の建物に抵当権を設定し…

  5. 不動産基礎知識

    マンション投資における損益通算の重要性

    マンションの販売会社からマンション投資を勧められる際の宣伝文句に、マン…

  6. 不動産基礎知識

    競売不動産の種類とは

    競売の不動産には一体、どんな種類があるのでしょうか?また、一般的な不動…

おすすめ記事

おすすめ記事2

特集記事

アーカイブ

  1. 相続

    相続税における納税義務者の拡大
  2. 賃貸オーナー様

    マンション管理業務はきつい仕事なのか
  3. 債務整理

    競売物件として差し押さえられたら、その後どうする?
  4. 不動産基礎知識

    競売における不売と特別売却
  5. 相続

    持ち家を相続した場合の大きな特典とは
PAGE TOP