不動産基礎知識

投資による安定収入を獲得するために

かつて右肩上がりで経済成長を続けてきた日本では、勤勉に働くことでなされた蓄財と給付される年金とで豊かな老後が約束されていました。しかし、経済の成長率が伸び悩むなか、人口も減少傾向に入ったことで今後は給料による収入以外にも投資による安定収入を持つことが重要になると考えられます。

投資の重要性
日本の人口が減少傾向に入ったことで少子高齢化が更に進むと見込まれていますが、これによって公的年金制度がこのまま維持できるのかが不安視されるようになっています。公的年金制度とは労働をする若年層が得た収入から支払われる社会保険料を原資として高齢者に給付されるものですから、少子高齢化が進むと労働者に対する高齢者の割合が大きくなるために制度の維持が危ぶまれることになります。
将来的には給付年齢の更なる引き上げや給付額の減額が予測されています。このような状況下では従来のような貯蓄だけでは老後の生活が困窮する可能性があります。このため投資によって給料以外にも安定的な収入を得る仕組みを作っておく必要性が高まっています。

投資の種類
投資によって安定的な収入を得るためにはどうしたら良いのでしょうか。投資にも色々な種類があり、それぞれに特徴がありますので十分に吟味した上で始める必要があります。投資といえば株式投資が有名ですが、投資先によっては配当が無く安定的な収入口とならないケースもありますので注意が必要です。また、株価の変動によっては大きく損失を出すこともあります。
外貨預金では日本の金利を遥かに上回る利息が得られる先もありますが、金利が高すぎる外貨はカントリーリスクが大きいケースも良くありますので為替の変動によっては大きな損失を被る可能性があることに注意しましょう。

安定的な収入には不動産投資がお勧め
投資によって安定的な収入を獲得したいということであれば家賃収入の獲得を目的とした不動産投資がお勧めです。マンションなどを購入して賃貸することで家賃収入を安定的に得ることができます。また、株価や外貨のような激しい値動きも長期保有であれば気にする必要もあまりなく、家賃自体の変動も大きくはありません。投資による一攫千金を目指す方には不動産投資は魅力が少ないですが、変動リスクが小さい分だけ安定的な収入が見込めます。
不動産投資は投資額が高額になることがリスクだといえますが、自己資金を多くしたり、不動産投資ローンの返済期間を長くして月々の返済額を抑えたりすることでリスクコントロールも可能です。無理のない投資が可能であれば、不動産投資はひとつの方法としてお勧めです。

ピックアップ記事

  1. マイホームを手放すことになってしまったら
  2. 不動産投資による不労所得を得るための仕掛け作りとリスク
  3. 後妻の子の相続における取り扱い
  4. 相続時に名義変更をしないとどうなる?
  5. 不動産売却における委任状取り扱い説明書

関連記事

  1. 不動産基礎知識

    競売の流れから見る専門用語

    競売について詳しく知りたい方にとって、競売に関わる専門用語は難しく感じ…

  2. 不動産基礎知識

    競売と公売における共通点と相違点

    競売と公売どちらも強制的に財産を売却するシステムですが、どのような違い…

  3. 不動産基礎知識

    不動産投資に財務諸表の知識は必要か?!

    株式投資では、投資先の企業の実態を把握するために、財務諸表を読み解くス…

  4. 不動産基礎知識

    住宅ローンは、産休時に組めるのか?

    人生におけるライフイベントが重なると経済的な不安が生じます。例えばマイ…

  5. 不動産基礎知識

    住宅ローンの返済中に病気になってしまったら?

    住宅ローンの返済は一般的に長期に渡ります。人にも依りますが30年を超え…

  6. 不動産基礎知識

    住宅ローンの団信における、がん保障などの特約付き保険の加入率

    自宅購入資金を借り受け、それを月々の定額払いで返済していく住宅ローン。…

おすすめ記事

おすすめ記事2

特集記事

アーカイブ

  1. 不動産基礎知識

    区分所有マンションにおける賃貸管理
  2. 任意売却

    不動産売却の時に重要な登記費用について
  3. 債務整理

    住宅ローンのストレスから逃れたい。
  4. 債務整理

    税務署が行う強制競売
  5. 任意売却

    任意売却を検討しようと思ったら、まずは電話で相談
PAGE TOP