任意売却

競売物件で重要な資料となる物件明細書とはどいうもの?

不動産投資において競売に興味を持つ個人が徐々に増えてきております。安く物件が手に入ることが最大の魅力になっていますが、競売に参加する為の資料として通常「三点セット」と呼ばれている4つの資料があります。今回は特に「物件明細書」について説明していきましょう。

■競売物件における重要事項

「三点セット」とは、競売における情報の記載が詰まった募集チラシのような役割を果たしています。今までは不動産の専門家やその物件や、その場所にこだわりを持つ資産に余裕のある人が落札していたようですが、個人においても安く不動産を購入したいために参加する傾向があります。では「三点セット」の中身とは「物件明細書」「現況調査報告書」「評価書」「公告書」の4点となります。公告書は物件のおおまかな記載にとどめているので、資料として重要ではないことから、公告書を除く残りの3点が重要な3点セットと呼ばれています。

■物件明細書のポイントとは

物件明細書には競売物件の住所や地籍、地目、債務などによる権利関係などの情報が記載されています。以下の4つの項目は重要な部分となっています。

1.売却により成立する法定地上権の概要とは
競売物件が土地の場合において建物が存在する場合の権利の有無について示されています。せっかく購入した土地が建物の権利によって事実上の利用価値がなくなってしまう場合があります。

2.買受人が負担することに成る他人の権利
購入した物件に、前所有者の権利が継続される場合があります。「なし」と記入されてなければ、自由に物件を使用することはできないのです。

3.物件の占有状態等に関する特記事項
買受した物件に占有者がいた場合に占有者は原則として引渡命令の対象になりますが、裁判所の命令が発令されない場合もあり、引渡命令のデリケートな問題でもあり強制できない場合があるのでトラブルのもとです。事例に関しても30以上があって対処が難しいでしょう。

4.その他買受人の参考となる事項
一戸建てやマンションなどの共有部分においても色んな注意事項がかかれています。これは、不動産専門家でも処理しにくい場合も存在します。個人で競売物件を購入するにはハードルが高いようです。競売物件に参加される方は、物件の特殊な状況を理解したうえで購入しなければ使い道のない場合も存在します。裁判所はそれに対して関与できないので、リスクの高さについても考慮した方がよいでしょう。

・買受の希望者が建物の中を確認できないことがあります。
・物件の対象が空き家とは限らないので占有権や立ち退きも自己で行うこと。
・代金を一括で支払わなければならない。
・マンションの購入においては前の居住者の滞納金まで請求されることがあります。
・裁判所は鍵や物件の受け渡しに責任を負うものではないこと。

競売物件には、大きなリスクがつきものです。安く購入できても使用できるとは限らないのです。個人が競売物件を購入するにはハードルが高く、競売専門の業者に一任するか、新築や中古物件の見直しもあると思います。不動産の投資のことなら全ておまかせ、ご相談も「アブローズ」までご一報ください。

ピックアップ記事

  1. 競売における売却基準価額とは何か
  2. 後妻の子の相続における取り扱い
  3. 督促状の納期限とペナルティについて
  4. 不動産の売却に年齢制限はある?
  5. 不動産売却における委任状取り扱い説明書

関連記事

  1. 任意売却

    競売よりも負債が減らせる任意売却

    住宅ローン滞納など、主に負債の返済不履行が発端となる不動産競売。売却額…

  2. 任意売却

    任意売却の際に必要な特約条項~同意書~

    様々な理由で、持ち家を売却しなければならないという状況に陥ることがあり…

  3. 任意売却

    競売の売却における基準価額

    競売の売却における以前の「最低売却価額制度」が変わり、現在では「売却基…

  4. 任意売却

    競売の開始は「競売開始決定通知書」から始まる

    競売に参加する方や不動産を所有している債務者に対して、競売の開始時期や…

  5. 任意売却

    【抵当権とは】~任意売却について~

    「抵当権」という言葉を聞いたことがあるかと思います。これはつまり債務者…

  6. 任意売却

    マイホームの購入に対する不安をどうしたら良いか

    実は多くの方がマイホーム購入に対して不安を抱いています。簡単に買えるも…

おすすめ記事

おすすめ記事2

特集記事

アーカイブ

  1. 不動産基礎知識

    競売で購入した住宅に占有者がいた場合の対処
  2. 相続

    相続において納税義務の対象となる財産の範囲
  3. 任意売却

    任意売却におけるハンコ代が意味する役割
  4. 任意売却

    競売の評価における減価とは何か
  5. 不動産基礎知識

    競売不動産の種類とは
PAGE TOP