一生に一度あるかないかのマイホーム購入。頑張りすぎて身の丈を超えたローンを組んでしまう場合があります。住宅を購入する際に「これだけの返済額であれば住宅ローンは払える」と考えていたが実際に返済をしていくと住宅ローン以外にも住宅や私生活の出費が多いことに気づいてしまいます。これは住宅ローンを組んだ人「あるある」なのですが住宅ローンは驚くぐらい減るのが遅いんです。これだと不安になる人が多いのが当たり前です。今回は皆さんが住宅ローンに抱える漠然とした不安を取り除く一つの手段として「任意売却」についてご紹介したいと思います。
■任意売却とは
抵当権(土地や住宅を借金の担保にすること)があるオーバーローン物件を売却する場合に
抵当権者や債権者と話し合いをして不動産の価値がローンの残高より下回った場合でも
物件を売却することができる方法です。
典型的なパターンでは、ローンが付いた住宅を売却するケースです。住宅ローンの返済を滞納してしまい、支払いが困難になってしまった場合住宅ローンの債権者や抵当権者との話し合いにより、抵当権を外したうえ市場で任意売却することができます。
■オーバーローンとは
オーバーローンとは、不動産を売却した場合でもその売却した金額で住宅ローンを完済できないケースのことをいいます。
例として、ローンの残高が3000万円あるのに住宅の売却代金が2000万円だった場合は1000万円のオーバーローンとなります。(ちなみに、住宅ローンより物件の価値のほうが高かった場合にはアンダーローンといいます。)
■債権者が任意売却を認める理由
オーバーローンだと住宅を市場で売却してもローンを完璧に返済したことにはなりません。
それなのになぜ抵当権者は任意売却を認めるのでしょうか? この答えは「競売」と比べると理解することができます。
住宅ローンの債務者がローンを返済できなくなった場合には債権者として競売にかけるしかありません。しかし、それだと裁判所などで面倒な手続きをしなければなりませんし、市場での7~8割程度の金額でしか売却できず、ローン返済に充てる部分が少なくなってしまいます。なので、任意売却だとより高い金額で売却することができるので金融機関にもメリットが大きくなるのです。
■まとめ
任意売却は競売に比べると比較的デメリットが少ないため、ローン返済の手段として重要な手段の一つといえるでしょう。ですからオーバーローンになった場合でも過度にプレッシャーを感じる必要はありません。
株式会社アブローズでは任意売却を考えている方のお手伝いをします。任意売却について悩んでいる方はぜひ株式会社アブローズまでご相談ください。