相続

遺産相続でもめたらすべきこと

遺産の相続でもめごとが起きることは実は少なくありません。
親子、兄弟といった血を分けた間柄で争いが起こるのは誰も望んでいる事ではないはずですが、相続における遺産分割ではそれが現実となることが意外に多いのです。遺産相続でもめたら何をすべきなのでしょうか。

遺産相続の争いの不利益
遺産相続でのもめごとは一般でのもめごとよりも根が深いことが多くあります。他人よりも近い関係である親族との間で起こってしまう争いは、感情的になり易く、相続を機にそれまで抑えていたものを相手にぶつけたりしてしまうことで精神的な負荷も大きく、疲弊してしまいます。
ほとんどの相続人は争いなどなかったら良いと思っているにも関わらず、争いが何年も続いてしまうという事もあります。
しかし、遺産相続でもめたことから発展した争いによって、相続人同士が不仲になってしまい絶縁状態になってしまうだけでなく、小規模宅地の特例などが受けられなくなってしまうなど税制上でも大きな不利益を受ける事になります。このような事態を避けるために遺産相続でもめたら何をすべきなのでしょうか。

遺産相続でのもめごと
遺産相続でのもめごとは、その殆どが遺産の相続割合です。法律で定められた法定相続分で全ての相続人が納得すれば揉める事も無いのですが、実際には被相続人に対する介護や貢献度などが持ち出されることで争いごとに発展することがあります。このように定量化することが難しい問題によって相続争いになる事は多いのです。
そこで遺産相続でもめたら法律で定められた手順に沿って遺産分割を行うことです。まず、遺言書が無い場合には、相続人同士が話し合いを行って、遺産の相続の取り分を決めようとします。これを協議分割といいますが、殆どのもめごとはこの協議分割で発生します。
感情的な争いになるほど協議分割でもめたら公平な第三者の意見を取り入れる必要が出てきます。そこで調定分割という方法があります。協議分割でまとまらない話を調停委員という仲介人を交えて家庭裁判所で分割の手続きを進めるのです。
相続人同士で協議をするのではなく、調停委員に言い分を述べる形で行われるため冷静に話をすることができ、公平な立場で遺産分割をまとめようとしてくれます。ここで相続人の合意が形成されれば調定証書によって相続の手続きが進むことになります。

調定分割でももめたら
調定分割でももめたら最後は家庭裁判所の裁判官によって行われる審判分割という方法に進みます。これは裁判官が相続人の主張を聞き、遺産分割審判を下すことになります。
これは判決と同様の効果がありますので、概ね決着するのですが即時抗告による不服申立てが認められています。しかし、更なる費用と時間がかかることなので慎重に行う必要があります。

ピックアップ記事

  1. 賃貸不動産の経営管理を安易に考えてはいけません!
  2. 不動産売却における委任状取り扱い説明書
  3. 不動産売却の時に重要な登記費用について
  4. マイホームを手放すことになってしまったら
  5. 後妻の子の相続における取り扱い

関連記事

  1. 相続

    固定資産税の滞納があった場合の相続問題

    相続では考えてもみなかったことが起こったりします。法定相続人という法律…

  2. 相続

    株式の相続税における評価方法

    相続が発生した場合に相続人は被相続人の所有していた財産について合計額を…

  3. 相続

    相続税の相談は相続のプロにしたほうが良い理由

    もし、所有している現預金や不動産などの総額が高額であれば、相続税…

  4. 相続

    相続における減価償却の取扱いについて

    相続が発生すると被相続人の財産を相続人が相続することになります。このと…

  5. 相続

    相続における不動産の固定資産税の取扱い

    固定資産税は、土地や建物などの不動産などについて毎年1月1日現在の所有…

  6. 相続

    遺産相続でトラブルが起こらないための基本的な手順を紹介

    テレビなどで目にする遺産相続の紛争は、どこか他人事のように思われがちで…

おすすめ記事

おすすめ記事2

特集記事

アーカイブ

  1. 不動産基礎知識

    競売物件の購入と抵当権の関係
  2. いろいろ

    競売明け渡しまでの流れとは
  3. 債務整理

    競売の売却決定日とは?
  4. 債務整理

    競売の物件目録はなぜ必要なのか
  5. 相続

    相続するのが配偶者のみの場合の事例参照
PAGE TOP