793cad1791d400dfba826442d97e6285_s

相続

相続の税率は、知っておくべきことなのか?

親や祖父が亡くなったときに、もらい受ける遺産に対して「相続する」という風に呼ばれています。しかし、上の世代やその上の世代が、年齢的なことによる逝去ではなく、突然の事故や病気で亡くなる場合も考えられます。急な相続の場合もあわてないように、知っておくと安心する「相続と税率」について紹介していきましょう。

■相続の流れを知る

◎相続の意思表示は3か月
「被相続人が亡くなり死亡届を出す」
「葬儀行いまわりへの挨拶を終了」
「金融機関に連絡を入れる」
「生命保険の受取の手続き」
「健康保険・遺族年金」
「遺言書の確認」
「相続人の調査」
「相続財産の調査」
「法定相続人・遺産分割協議をする」
「限定承認や相続放棄の確認」

◎所得税の準確定申告は4か月以内

◎相続税の申告する期限は10ヶ月
「遺産分割協議書作成」「相続手続きの進行」「相続税申告」「納付手続き」

◎遺留分減殺請求の期限は1年以内
法定相続人が最低限度の遺産請求を行える権利

◎相続手続きの完了の期限は3年以内
遺産分割が長引く場合に「申告期限後3年以内の分割見込書」を税務署に提出

■相続の計算方法を知る

相続の計算の前に基礎控除について紹介します。

◎基礎控除とは税金がかからない範囲のことです。
基礎控除額=3,000万円+(600万円×法定相続人の数)

例:法定相続人が妻と子供2人の場合の基礎控除額は、3,000万+600万×3人=4,800万円
※一般的には、2015年のデータによると60代の資産保有の平均金額は773万円で、70代では1200万円となっています。資産の平均金額はおおよそ1000万円が最も多いものだと推測できます。基礎控除から相続人が1人だけだと3000万円+600万円=3600万円が最低控除額なのです。これから考えると、多くの家庭では基礎控除で事足りるということです。しかし不動産に関しては「名義変更」を被相続人がおこなっていない場合だと不動産の金額を含めると、基礎控除額を超える事も考えられますので理解する必要はあるでしょう。

◎資産の合計額は
不動産の土地と建物および預金等の現金財産から借入金等の自己債務を引いたものが全体の遺産額になります。(生命保険金や死亡退職金はそれぞれ非課税限度額を超えた分が加算されます)

「例題として」3人家族の場合
・貯金や株式が「8,300万円」
・土地(居住用の宅地330㎡までは特例を適用)が「1,500万円」
・建物の価値「1,500万円」
・生命保険(受取額6,000万円-500万円×3の控除)「4,500万円」
・借入金が「-700万円」葬儀費用が「-300万円」

資産の合計額は
・8,300万円+1,500万円+1,500万円+4,500万円+(-700万円-300万円)=1億4,800万円

「土地の計算法」については以下の通り(特例の適用は、宅地が330㎡までは特例を適用)
・土地の評価額=7500万円の場合×(1-0.8)=1,500万円(評価額の2割相当)

◎遺産総額からの課税は
例:1億4,800万円-基礎控除額(3,000万+600万×3人=)4,800万円=1億円

◎相続の分配率
・妻の場合=1億円×1/2=5,000万円
・長女の場合=1億円×1/4= 2,500万円
・長男の場合=1億円×1/4= 2,500万円

◎法定相続分を速算表から税額の計算
・妻の場合=5,000万円×20%(税率)-200万円(控除額)=800万円
・長女の場合=2,500万円×15%(税率)-50万円(控除額)=325万円
・長男の場合=2,500万円×15%(税率)-50万円(控除額)=325万円

※配偶者の税額控除については、取得した遺産額に、法定相続分もしくは1億6000万円までのいずれか多い金額での税額控除があります。

相続税の計算をシンプルにまとめたつもりですが、法定相続人の数や減税措置によって、大幅に金額の差がでてきます。不動産の分割に対しては複雑な計算を伴います。個人でもできない事はないのですが、司法書士など公平な立場の人を間に入れる事で、すべての相続人に対しても安心感を与えますので活用することをおすすめいたします。

相続問題に限らず、不動産の賃貸管理や不動産の投資のことなら全ておまかせ、ご相談も「アブローズ」までご一報ください。

ピックアップ記事

  1. 不動産売却における委任状取り扱い説明書
  2. 後妻の子の相続における取り扱い
  3. 住宅ローンによる隠れ貧乏にならないために
  4. 実は厳しい税金滞納への対応
  5. 相続時に名義変更をしないとどうなる?

関連記事

  1. 07ef3672dffcbcc5378b19c6a6a5202f_s

    相続

    相続時に名義変更をしないとどうなる?

    もし、親等の身内が亡くなった時、自分が不動産などを相続する側にいたとし…

  2. 5f6e23271ce6e42f6d35c3e7308a023a_s

    相続

    相続不動産を売却した時の確定申告の対応

    相続した不動産を売却した場合の税金は、いろいろあるので順をおって説明し…

  3. 37958788629b1dec66c8e8511e0087b0_s

    相続

    相続 ~孫に財産を残したいのならば養子縁組~

    相続税で、お孫さんをお子さんとして養子に迎えるパターンがありますが、相…

  4. 5aa663e8458db8707045cff3f045f099_s

    相続

    マンションを相続するときの評価額は?

    相続が発生すると相続税の発生の有無の確認、納税額を算定するために被相続…

  5. 64

    相続

    相続の一部放棄はできないってホント⁉

    家族に不幸があった際に、亡くなった方の財産を引き継ぐ(=相続)ことがで…

  6. 150415371872_TP_V

    相続

    義兄弟に相続権はあるか?

    相続が発生したら相続人達は遺産の整理を行い、遺産リストを作成し、相続に…

おすすめ記事

  1. 48c1705d6817021cc8f4f0d9050c7c28_s
  2. SEP_327215200714_TP_V
  3. 4121541b90b39140f090f76a41e23493_s
  4. 612
  5. YUSEI_9V9A5290_TP_V

おすすめ記事2

  1. taxes-2638814_1280
  2. aa123ff9bd5108baef327f3824597840_s
  3. ff15cd4fa7872b26e6aa6ad26a6d84ab_s

特集記事

  1. 64
  2. 66
  3. fraud-3229757_1280

アーカイブ

  1. MAX76_idouwoiiwatasareta20140531_TP_V

    債務整理

    債務の悩みから解放されるためには
  2. 7d857e7d00e7d2849fa075bc609c55b9_s

    相続

    後妻の子の相続における取り扱い
  3. 7794b5ad72ed8724ea33a5645bdc21b1_s

    債務整理

    競売と抵当権の抹消について
  4. dc209a13b6f630966ebbfa2a517faa43_s

    任意売却

    任意売却と一般売却では何が違うのか
  5. office-3295556_1280

    任意売却

    競売における最低売却価額から売却基準価額への変更
PAGE TOP