賃貸オーナー様

資産を失うことになるかもしれない賃貸物件の空室率

不動産投資がブームになってサラリーマン投資家も増えています。不動産投資は賃貸マンションなどを購入して家賃を得ることを目的としますが、空室となってしまうとその住居部分については全く家賃が入ってこないことになります。
所有している賃貸物件の空室率が高いままだと賃貸経営が苦しくなってしまい、賃貸物件だけでなくマイホームなどの資産を失うことにもなりかねません。空室率対策はどのようにしたら良いのでしょうか。

LP_banner_02

空室率は上昇傾向
今後、人口減少が進むに連れて空室率は上昇していくことが見込まれています。空室率が上昇すると賃貸マンション市況は家賃を減額してでも空室を埋めようとする動きが顕著になってくることでしょう。
多少の家賃の減額で入居者があれば良いのですが、エリアによってはどれだけ家賃を下げても入居者が見つからないところもでてくることがみこまれています。
そうなるとローンを利用している場合には返済がままならず投資用に購入したマンションなどを売却しなければならないことにもなりますが、そもそも入居者が見込めない状況では買い手が付かないケースも考えられます。

空室率対策には何がある
このような状況が予測されるなかで今後の賃貸経営は空室率対策をしっかりとることが大切です。具体的には人口が増加するエリアで投資を行うことです。日本の人口が減少傾向に入っていますが、全国画一的に人口が減っていく訳ではなく、社会増といって人が移り住むことで人口が増加するエリアもあるのです。
最も顕著なのはやはり東京です。東京は今後も社会増によって人口が増加していくことが見込まれています。大都市圏は周囲のエリアから職などを求めて人が集まってきますので、住居への需要が産まれるのです。そこで賃貸需要が今後も見込まれる地域で賃貸マンションなどへの投資を行うことが肝要です。
また、大学や大規模工場の近くで賃貸物件を所有することも有効ですが、今後、大学や工場が移転、廃校、閉鎖などをしてしまいますと、賃貸住宅に対する需要がほぼ皆無に近い状態になってしまうことがありますので、学校や企業の継続性について事前調査を十分に行うことが大切です。

空室で経営が苦しくなったら
もし、ローンを抱えている状況で空室率が埋まらずにエリア的にも今後の賃貸経営が厳しいということであれば株式でいうところの損切のようなものになりますが、損失が大きくなる前に売却してしまうということも大切な判断です。
ローンの返済が困難であれば任意売却で処分するという方法もあります。無理をして所有を続け最終的に自宅などを失ってしまったという例もありますので、十分に気をつけましょう。

LP_banner_02

ピックアップ記事

  1. 後妻の子の相続における取り扱い
  2. 不動産売却の時に重要な登記費用について
  3. マイホームを手放すことになってしまったら
  4. 競売における売却基準価額とは何か
  5. 実は厳しい税金滞納への対応

関連記事

  1. 賃貸オーナー様

    賃貸管理での直接オーナーが管理する利点とは

    オーナーになって初めての賃貸管理をすることになり、知らないことも多いで…

  2. 賃貸オーナー様

    マンションにおけるトラブルの発生状況

    マンションは多数の世帯と同じ建物で居住することになります。一戸建てとは…

  3. 賃貸オーナー様

    家賃滞納へは状況確認の連絡から始めよう

    もしも入居者が長期入院により、いつも住んでいるアパートの一室で過ごす事…

  4. 賃貸オーナー様

    マンション管理は何故大変なのか?

    マンション管理は楽な仕事と考えている方が多いかもしれませんが、実は大変…

  5. 賃貸オーナー様

    アパート経営と厳しくなる入居率

    日本では少子高齢化が問題となっていて、人口はすでに減少傾向を示していま…

  6. 賃貸オーナー様

    賃貸管理会社を変更するときのトラブルを防ごう

    賃貸物件をお持ちの家主さんの多くの方が、管理会社に物件の管理と、賃借人…

おすすめ記事

おすすめ記事2

特集記事

アーカイブ

  1. 不動産基礎知識

    競売における強制執行とは?
  2. 不動産基礎知識

    住宅ローンの破綻は家庭の破綻に繋がりやすい
  3. 不動産基礎知識

    住宅ローン返済中に病気になったら?
  4. 債務整理

    競売における配当要求とはどのように知るのか
  5. 任意売却

    任意売却で住宅ローンの返済を決断する!
PAGE TOP