不動産基礎知識

住宅ローンの破綻は家庭の破綻に繋がりやすい

競売となった物件を見ていると、住宅ローンの返済が出来なくなったことにより競売となってしまった家の中は乱雑で、ややもするとゴミまで床に散らかっているケースが見受けられることがありますが、これは何故なのでしょうか。

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■住宅ローンで破綻する理由
住宅ローンで破綻してしまうのは返済するお金が無いからです。しかし、返済ができなくなってしまう理由はひとつではありません。
仕事を失ってしまった、給料がカットされてしまったなど収入が減ってしまい返済が出来なくなってしまうケースが最も多いのではないかと思います。夫婦の収入合計額を前提に融資を受けたものの奥様が働けなくなってしまったというのもこのケースに含まれます。子供が成長し、思っていたよりも学費が掛かってしまい住宅ローンの返済にお金を回すことが難しくなってしまうケースもあると思います。
これらは見込みが甘かったということになるかもしれません。突然のリストラなどは想定するのは難しいと思いますが、ライフイベントについては十分に予見可能であったと言えます。

■住宅ローンと家族の破綻
住宅ローンの返済を行うことでギリギリの生活になってしまうことは、返済名義人を含め家族に相当なストレスを与えることになります。家を手放したくない、借金は返さなければならないなど色々なものが家族を縛り付けることになります。
しかし、長い返済期間のなかで滞納が1カ月、2カ月続いてしまうと後は坂を転げ落ちるように競売まで進んでしまうという話しは良く耳にします。長いストレス下にあった夫婦はお互いを非難し合うか、無気力になってしまうかで家族の雰囲気は悪くなり勝ちです。滞納を続けると金融機関からの連絡を無視してしまうのも現実に立ち向かう気力を失ってしまっていることが大きな要因なのではないでしょうか。執行官が来て初めて競売まで話しが進んでいることを知る人もいます。
競売となればやがて他人の物になってしまう家のなかを、整理して、掃除をするということをしなくなってしまう人が出てくるのも仕方ないのかもしれません。

■前向きに生きるための選択も大切
借金は必ず返すという気概を持つことは大変素晴らしいことです。家族で団結して苦難を乗り越えられるのであれば、それに越したことはありません。
しかし、幸せとほど遠いところに居続けるのであれば、マイホームを手放すという選択も大変意義のある選択です。競売ではなく、任意売却を選択することによって能動的に状況の整理を行っていくことで、前向きに状況への対処もできるのではないでしょうか。
住宅ローンが破綻となっても、家族の絆まで破綻させることはないようにしましょう。

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