夢にまで見たマイホーム、しかしいざ、購入してみると、ローンのストレスで毎晩の様にうなされる。そんな経験をしている人はいないでしょうか? マイホームを購入した後にどうすればこのストレスから逃れることができるのか。どの様なストレスがあるのかと合わせて、順を追って見て行きましょう。
■そのストレスの原因、なんですか?
そもそも、あなたのストレスの原因は何でしょうか?まずは、ストレスの正体を突き止めて、それから対処して行きましょう。ストレスの元凶が分かれば、解決策を具体的に考えていくことができます。原因が色々と思い当たる場合は、優先順位を決めて優先度の高いものから対応して行きましょう。
■将来の金利上昇による月々の返済額の増加の不安。
近年は歴史的な低金利水準が続いていますが、いつまでこれが続くかは分かりません。もしかしたら金利が上昇するかもしれません。金利が上昇した場合、変動タイプの住宅ローン金利を選択していると月々の返済額も増えることになります。長期固定金利で住宅ローンを組む方はこのリスクについては考える必要はありません。
変動金利でローンを組んでいる場合は、子供の進学など、出費のピークを迎える前に、残りのローンを変動型から固定期間選択型へと変更する事を検討しましょう。もし資金に余裕がある場合には、返済期間を短縮するのではなく、毎月の返済額を軽減させる繰上返済を行いましょう。家計に余裕が生じることで、精神的な不安も軽減され、気持ちが楽になるでしょう。
■生活費の増加による焦り
子供が、学校に上がり、中学・高校に進むと、部活動で出費がかさみます。とくに運動部、文化部ともに、県大会で入賞して地方大会、全国大会へ進むとなると、遠征費用はかなりの金額になります。
子供の進学にかかる費用で、一番大きいものは、なんといっても大学の入学金です。また、子供が大学を卒業しても、(成人しても)働かない。といった可能性も少ないながら、あります。
■家計を見直して余裕を作る。
最も効果があり、最初に取り組むべきなのは生命保険の見直しです。住宅ローンを組むと同時に加入することが義務付けられている団信(団体信用生命保険)は、住宅ローンの返済途中で死亡や高度障害になった場合、残された家族は債務を負わずに済むというものです。住宅ローンを払わなくてもよくなるので、他に加入している生命保険があれば掛け金の安いものに変更する。場合によっては解約するという事を考えたほうが良いかもしれません。
それでもおいつかず、既に今現在、家計を圧迫しているという場合は、住宅ローンの借り換えも検討してみましょう。相談先は、銀行などの金融機関になります。
■最悪の事態‐住宅ローン破産‐
「余裕が出た時に繰り上げ返済を」と考えていても、今の日本で、この先収入が増えるというのは希望的観測でしかないなのに、全く先が分からないという状態で、いつ繰り上げ返済ができるというのでしょうか?
定年退職時にローンが残っていても、退職金が出た時に繰り上げ返済すればいい。という考えでいては、退職金が万が一出なかった場合、または期待した程の金額でなかった場合、その時点で破産してしまうリスクがあります。
理想は定年退職前のローン完済ですが、そうなりそうにない場合は、早めにファイナンシャルプランナーに相談するべきでしょう。
■それでも解決しない場合、家を売却する。
夢を託して建てたマイホームを手放すことに躊躇する人は多と思いますが、大切なのは、家族です。家ではありません。マイホームのローン破産という最悪の事態を回避するために、任意売却というものがあります。
住宅ローンの返済が不可能となった場合、債権者は『家』を競売にかけて、売却し、債権を回収する事になります。この場合、家は市場価格よりも安い値段で買いたたかれてしまいます。任意売却であれば、不動産会社の仲介により債権者・債務者の調整を行い、競売より高い、市場価格『家』を現金化することが可能です。
住宅ローンの支払いでお悩みの方、任意売却をお考えの方は、ぜひ、株式会社アブローズまでご相談ください。