任意売却

競売の売却物件が荒れていることが多い理由

競売で売却されるマイホームなどの物件が思った以上に部屋の中などが荒れた状態になっていることが多くあります。なぜ、このような状態になってしまうのでしょうか。

LP_banner_02

競売で売却されるということ
競売物件として売却されることになってしまったマイホームを見ていると、思った以上に荒れている状態のものが多いことを感じます。部屋のなかには、衣類が散乱し、ゴミが床に散らかっていて掃除はされていないというような状態です。ひどい時には部屋の中の襖や障子、壁に穴が開いていることもあります。
競売物件として売却されるということは、住宅ローンなどの返済が出来なくなってしまい、債権者から競売の申立てをされてしまったということです。競売による売却代金は借金の返済に充てられ残った借金は残債として返済義務を負うことになります。
ということは、高く売れれば売れるほど残債は少なくなる訳ですから、少しでも綺麗にしておいたほうが高く売れるように思えるのですが、これは何故なのでしょうか。

家が荒れてしまう理由
それでは、何故、競売物件として売却されることになると家の中が荒んでしまうのでしょうか。理由は色々あることと思いますが、
競売となること自体に大きな理由があることでしょう。競売になるということは、借金の返済が出来なかったということですから、生活自体が苦しくなっている可能性が多いにあります。生活が苦しければ、必然的に心の余裕は無くなり、家の掃除や片付けどころではなくなってしまいます。
また、競売に至るまでの過程の中で、それまで家の中の整頓や家事を行っていた人が離婚などによっていなくなってしまったりするケース、夜逃げ同然に家を飛び出してしまい誰もいなくなっているケースもあります。
何よりも競売物件として売却されることで、強制的に他人のものになってしまう家ということになってしまうと、家の中を綺麗に保とうというモチベーションも湧いてこないということもあることと思います。

任意競売なら住み続けられる可能性があがる
競売物件として売却されても、親戚などにお願いをして落札してもらい借りたりすることでマイホームに住み続けるという方法があることにはありますが、確実に落札できるという保証はどこにもありません。他の人が落札してしまうと立ち退きを迫られることになります。
任意売却であれば、債権者との交渉によっては、そのまま自宅に住み続けることが出来る可能性が競売物件として売却する場合と比較して高くなります。競売によって強制的に売却されてしまうよりも、自ら任意売却を選んで行うほうが家の中もしっかりと保てる可能性は高くなると考えます。

LP_banner_02

ピックアップ記事

  1. 在宅ローンの老後破産リスクは任意売却で回避しよう
  2. 不動産の売却に年齢制限はある?
  3. マイホームを手放すことになってしまったら
  4. 不動産投資による不労所得を得るための仕掛け作りとリスク
  5. 相続時に名義変更をしないとどうなる?

関連記事

  1. 任意売却

    マンションの任意売却におけるデメリットとは?

    マンション購入の際に利用した住宅ローンの返済が出来なくなってしまった場…

  2. 任意売却

    競売における追い出しを回避するためには

    競売に掛けられたマイホームの所有権は、買受人が落札代金を支払った時点で…

  3. 任意売却

    競売開始決定通知が届いた後に任意売却は間に合うのか

    住宅ローン等の借入金滞納により、債権者よって裁判所に対して競売の申し立…

  4. 任意売却

    早めに行うのが大切 ~任意売却の期間とタイミング~

    住宅ローンが滞ってから競売の手続きが始まるまで4~6か月の期間があり、…

  5. 任意売却

    任意売却における消費税の扱い

    一般に物品を店舗などで購入すると購入価格のほかに消費税が加算されること…

  6. 任意売却

    マイホームの売却に適したタイミングはあるのか?

    海外へ転居するため、実家に戻らなければならないため、負債を返済するため…

おすすめ記事

おすすめ記事2

特集記事

アーカイブ

  1. 不動産基礎知識

    住宅ローンにはプレッシャーがあって当然
  2. 不動産基礎知識

    競売の申立ての取り下げと予納金との関係
  3. 債務整理

    任意売却する場合の委任状の注意点について
  4. 債務整理

    競売売却物件の取得決定要件とは?
  5. 不動産基礎知識

    競売売却代金の交付と余剰金の発生
PAGE TOP