もともと競売物件を落札し、賃貸物件として家賃収入を得ようと考えるのは、不動産業者など限られた業者しかいませんでした。しかし、現在では一般の方でも同様の考え方をする投資家が増えてきている状況があります。そこで、競売物件で大家としての収益を考える方について見ていきたいと思います。
投資目的に競売物件を選ぶ理由
通常、競売にかけられている物件は、築年数も古く価値が下がった建物が多いといえます。そのため、建物の外観、部屋の内部はとてもきれいとは言えませんが、一般の物件に比べ支払いも少ないため、投資物件としても活用されてきました。
一般の方が投資目的で競売物件を選ぶ理由とリスク
一般の方で、自らが大家となり競売物件で家賃収入を得ようと考える場合、入居者への対応が難しくなるケースもあるので、リスクについても考える必要があるでしょう。
また、建物の破損などへの費用は大家が支払うことになるため、共同住宅の場合などは修繕費が大きくかかってしまいます。個人的にそれらの対応をしていくのは難しいと考える方も多い事から、管理会社に委託するのが一般的といえます。しかし、収入に関しては部屋の数だけ家賃として得ることができ投資物件として魅力的だといえます。
なお、競売物件は支払いが少ないということに着目した一般の方が、投資目的に競売物件の購入を考えるケースも増えてきているのが現状です。
不動産業者が投資目的で競売物件を選ぶ理由
次に、不動産業者が、競売物件を賃貸物件として運用する場合、専門業ということで大きな収益を得ることができるようです。
不動産業者の考え方は、家賃収入をどのように上げるかではなく、競売で得た賃貸物件をリフォームなどで改修し、より高額で売り出す方法を考えているのです。
そうすることで、コツコツとした収益ではなく、一気に高額な収益を得るということが可能になります。
一般の方と業者の一番の違いは、やはり、動かせる資金の額でしょう。すぐに動かせる資金が豊富にある業者は、そのノウハウも活かしつつ、有利な投資を行えます。
業者と比べて、やはり資金は少ないでしょうから、まずはコツコツと資金を増やすことから始めなければなりません。
まとめ
競売参加者によっても考え方は人それぞれ違っており、個人的なマイホームを求める方、大家としてちょっとした収入を求める方、大きな収入を求める方といるわけです。しかし、収入を求め競売に参加したとしても、必ずしも成功するとは限りませんので、リスク管理は十分に行いたいものです。やはり、専門の業者などに相談することをお勧めします。
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