不動産基礎知識

住宅ローンの返済が辛いという人の意見

マイホームを持つ人のうち多くの方が利用されるであろう住宅ローンですが、その返済期間は長期に渡るのが一般的であり、返済が辛いと感じるようになられる方も少なくはないと思います。
なぜ、ローンの返済が辛くなるのでしょうか。様々な意見をみながらまとめてみたいと思います。

LP_banner_02

年収の高低はあまり関係がない
住宅ローンの返済が始まったばかりの頃は辛いと思う方はあまり多くはないことでしょう。最初から返済が辛くなることが分かっている返済計画を組むことは無いでしょうし、返済に対するモチベーションも高いからです。
では、何故住宅ローンの返済が辛くなってきてしまうのでしょうか。一方で、辛いと感じることはなく返済を最後まで続けられる方もいらっしゃいます。この違いはどこから来るのでしょうか。
年収が高ければ高いほどローンの返済の負担は小さく、辛いと思うこともないように考えられますが、実際は年収の高低はあまり関係無いようです。年収の高い人は、高額物件を購入していたり、返済年数を短くしたりして結局年収に対する返済額が大きくなっているために返済が辛くなるようです。
このことからローンの返済が辛くなるのは、年収に対する返済率が高いことが大きな要因となることが推察されます。

見通しの甘さによるもの
住宅ローンを組んだ時はまだ若く、今後は出世もして給料も上がることを期待してローンを組んだにも関わらず、思ったように年収が上がらないために苦しいという意見も良くみられます。
また、類似の意見でボーナスを返済に充てていたが、勤めている会社の経営が苦しくボーナスが大幅にカットされ返済が辛くなったという意見もあります。
一方で、子供の成長により学費などの支出が大きく膨らんでしまい、これまで余裕のあった返済が一気に辛いものになってしまったという話もよく聞かれます。
これらは見通しの甘さによるものと言ってしまえばそれまでなのですが、少し頑張れば理想のマイホームが手に入るというときになると、つい冷静さを欠いてしまうのは仕方の無いことかもしれません。

返済は辛いという意見が半分以上
返済については多かれ少なかれ辛いと感じている人の方が負担に感じていないという人よりも多いという印象を受けます。負担に感じていない人の意見の多くは、月々の返済額が少ないためということに集約されそうです。
返済が本当に辛く、滞納してしまいそうだという場合には、金融機関に相談をしてみましょう。計画の見直しや借り換えなどの提案を行ってくれるはずです。既に返済の滞納が始まってしまっている方であれば、いっそのことマイホームを手放すという選択を検討することもひとつの方法です。そのときにはメリットの高い任意売却の検討をお勧めします。
いずれにせよ凌ぐことができない辛さであれば、対応策を早めに取ることが必要です。

LP_banner_02

ピックアップ記事

  1. 在宅ローンの老後破産リスクは任意売却で回避しよう
  2. 賃貸経営を行うのに宅建の資格は必要?
  3. 実は厳しい税金滞納への対応
  4. 賃貸不動産の経営管理を安易に考えてはいけません!
  5. 不動産投資による不労所得を得るための仕掛け作りとリスク

関連記事

  1. 不動産基礎知識

    不動産競売と交付要求

    競売期間中のある日、税務署から1通の手紙が届いたとき、「交付要求通知書…

  2. 不動産基礎知識

    競売迫る! アパート所有者はどうするべき?

    競売は年を追うごとに増えている傾向にあります。戸建て住宅などの物件もそ…

  3. 不動産基礎知識

    住宅ローンの残りがある場合その対処法は?

    結婚を機に、夫婦二人で住む家を買う人は多くいます。しかし、何らかの事情…

  4. 不動産基礎知識

    DIYでマイホーム建築やリフォームを行う際、住宅ローンは使えるのか?

    自宅を購入する際、多くの方々に利用されている住宅ローン。これを利用する…

  5. 不動産基礎知識

    不動産投資による競売物件で大家を目指すには

    競売物件に参加する一般の方が増えてきています。最初の頃は、一般の参加者…

  6. 不動産基礎知識

    賃貸経営における自己資金の重要性

    不動産投資ブームによって賃貸用マンションなどを購入して賃貸経営を行う方…

おすすめ記事

おすすめ記事2

特集記事

アーカイブ

  1. 任意売却

    競売における買戻しやリースバックにまつわる失敗
  2. 相続

    相続した不動産の売却による譲渡所得に対する所得税
  3. 任意売却

    転職がきっかけで不動産ローンが滞った場合は急いで任意売却を
  4. 債務整理

    債務の返済における優先順位について
  5. 不動産基礎知識

    不動産競売と交付要求
PAGE TOP