不動産競売に個人で参加するにはリスクのあることです。以前の持ち主に立ち退き料を請求される、といったトラブルに発展するケースも少なくありません。そのため、不動産競売に参加するか、決心がつかずに考えていると思います。ですが、入札のプロに代理入札を依頼できるシステムがあることをご存知ですか?競売の代理入札のメリットについて解説していきたいと思います。
入札したい物件の選定・紹介・アドバイス
競売物件の入札を希望している人に対して、裁判所が公示している物件の中から、予算・地域・沿線から希望の条件を紹介してくれます。
書類の精査の代行
裁判所から届く3点セットと呼ばれる資料が届きます。
・物件明細書 (物件を買い受けたとき引き継がなければならない権利を記した書類)
・現況調査報告書 (裁判所に所属する執行官が競売物件の調査した報告書)
・評価書 (評価人が売却価格決定するために行われた物件の評価と結果と過程を記録したもの)。
個人で上記の3点を揃える際には、入札代理をする業者がわかりやすく説明したり相談に乗ったりします。
物件と近隣の調査
入札前に大体の予算を決めるには、競売物件の調査が必要になります。しかし競売に出された物件は、内見や細かい説明を受けることができません。代行会社に依頼するとプロの調査員が交通の利便性・近隣住民の印象・近所のスーパーや学校へのアクセスなど、初心者が見落としがちなポイントを詳細に調べてくれます。
予納金振込・入札手続き
競売に必要な手数料などが予納金に含まれていますが、裁判所によって予納金の額は違います。予納金の振り込みや期間入札の手続きなど、面倒な事務作業も一手に引き受けます。
落札後の占有者対応の代行
競売物件において一番頭を悩ませる交渉です。専門的な知識が無いと、うまく交渉を進めることができません。ここでトラブルに発展してしまうことも多く、立退料を請求されたり、強制執行に移行すると、さらに出費がかさんでしまう可能性もあります。入札代理を業者に委託すると弁護士と連携して、こういったリスクを回避し最良の結果に導いてくれます。
まとめ
入札代理を業者に頼む利点は、大変な書類整理や住民とのトラブルといったすべての問題から解放されることです。「仕事の関係上、多忙で競売にまで手が回らない」「初めてのことで不安だ」と思っている方は、是非利用してみてはいかがでしょうか?
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