債務整理

日常をどん底までに突き落とす多重債務とは?

多重債務者となってしまうと、返済が思うよう行かなくなり返済の催促を受け続けることになってしまうケースが多いようです。なかには借金を苦に夜逃げや一家離散したりといったどん底まで追い込まれてしまう方もいます。多重債務とは何が問題になるのでしょうか。

LP_banner_02

多重債務とは?
多重債務とは、複数の貸金業者やクレジット会社からローンを借り入れたり、クレジット債務を負ったりしている状態を意味します。返済が滞りなく出来ていれば特段の問題がある訳ではありません。しかし、多重債務者の傾向としては借金を借金で返済してしまうことで返済不能に陥ってしまい結局破綻してしまうことが多いことから、多重債務は問題視されるのです。
破綻に至るまでの良くある流れとしては、まずクレジットカードによる買い物やキャッシングが高額となり、返済期日に返済することが出来ずにリボ払いに変更します。次に複数のカード利用などでリボ払いの支払いも高額になり、返済を行うために借金をします。すると借金で借金を返すという自転車操業となり利息が膨れ上がっていき、やがて通常の消費者金融などからの借入れも出来なくなります。これだけでもすでに厳しい状況ですが、さらに闇金融に手を出してしまうことで、どん底まで落ちてしまうことになってしまいます。

多重債務で返済不能となる理由
多重債務者となると返済が厳しくなるのは利息の高さにあります。消費者金融などは住宅ローンなどと比べて利息が大変大きいのです。特に100万円未満の少額の借入れを行う場合には20%に近い水準の金利が適用されるケースが多くあります。このような金利の借金を繰り返しているとやがて金利を返済するだけでも大変で、まったく借金が減らないという事態になってしまいます。
したがって多重債務とは極力避けるべき状態であって、特に借金の返済のために借金をするという状態は利息が雪だるま式に増えていくので是が非でも避けなければいけません。

多重債務から抜け出すためには
多重債務とは、このように日常をどん底に突き落としてしまう威力を持つ危険なものです。しかし、多重債務者となってしまい返済が困難になってしまったらそこから抜け出すのは大変なことです。そのような時には、弁護士などの専門家に相談してみましょう。
法律では債務整理といって多重債務などで借金問題に困っている人を救済する制度があります。多重債務者の状態や借金の額、返済額などによって適した方法が異なることがありますので、専門家の知識を頼ることがお勧めです。最初の相談は無料なところも多いようですから、どん底になる前に早目の相談されることをお勧めします。

LP_banner_02

ピックアップ記事

  1. 在宅ローンの老後破産リスクは任意売却で回避しよう
  2. 督促状の納期限とペナルティについて
  3. 相続時に名義変更をしないとどうなる?
  4. 不動産投資による不労所得を得るための仕掛け作りとリスク
  5. 競売における売却基準価額とは何か

関連記事

  1. 債務整理

    相続人による遺産の債務整理は可能か?

    遺産相続では金銭や不動産ばかりではなく、被相続人の借金などの債務も相続…

  2. 債務整理

    競売物件の”変更”とは?

    裁判所が執行する不動産の競売は、当該物件の情報が開示されたあとでも、何…

  3. 債務整理

    任意売却する場合の委任状の注意点について

    任意売却は競売など避ける為に有効な行為ですが、具体的に任意売却を行う場…

  4. 債務整理

    競売で売れない場合どうなる?

    競売にかけられてしまった物件は、必ず売却されるとは限りません。そのよう…

  5. 債務整理

    競売の買受人と原始取得

    競売物件には様々な事情の物件があります。よって、必ずしも良い物件ばかり…

  6. 債務整理

    借金を見直す債務整理の任意整理とはどのようなもの?

    住宅の購入のための資金から遊興費としての利用まで、人が借金をする理由は…

おすすめ記事

おすすめ記事2

特集記事

アーカイブ

  1. 任意売却

    任意売却に必要な委任状の利用目的
  2. 債務整理

    競売による「原始取得」とはどういうものなのか
  3. 不動産基礎知識

    不動産売却内覧の準備ポイント
  4. 任意売却

    任意売却を進める上での注意点
  5. 任意売却

    任意売却の売買契約書で注意すべき条項
PAGE TOP