競売において手に入れることができる不動産に土地が含まれますが、土地といってもいろいろな種類があります。競売に出される土地にはどのよう物があるのか?また、どのような使い方をするのか?などをご紹介していきましょう。
土地の種類と探し方
競売に出る土地の種類は、多彩で思わぬ掘り出しものがあることも。種類としては、普通に住宅を建てられる更地の土地・建物が付いている土地・農地・山林などの他に、公道に面していない土地・狭い土地・土地の形が変わったものなど様々な物件があります。
通常では、市場に出回らない物件(サイトなどにも掲載されない)なども、競売ではみつけることができます。また、安い物件を手に入れることができることも、競売の魅力といえるでしょう。
物件を探す方法としては、物件のある場所を管轄している裁判所の不動産競売情報サイト(BIT)で検索するか、直接、裁判所に行き閲覧することができます。ここでは、3点セットと呼ばれる資料を見ることができます。内容としては、その物件の権利や権限などのほか、占有者の有無・土地の種類・建物の有無などの情報が記載されています。
土地の利用方法
競売とは、何らかの理由でローンや借りたお金を返済できない場合に裁判所に申立てをし、競売によって売却したお金で回収するというシステムです。そのため、一般の物件に比べて比較的安く不動産を手に入れることができます。
競売で落札した物件の利用方法の一つとして、投資に活用している方も多いようです。一般の物件よりも安い価格で手に入れた後、その土地の適正価格で売りにだし利益を得る方法です。しかし、競売は不動産に何か欠点があった場合などには売主がいないため、自分で修繕や解体をしなければなりません。
落札した土地に新築で家を建てたい場合にうわものつきであると、解体し更地にする費用も自己負担となります。その費用も含めて、安い物件なのかどうかを見極める必要があります。
また、土地を駐車場などにし収入を得る方法もあるでしょう。この場合も、土地に関する不備がある場合は自己負担となるので熟慮する必要があります。
競売においての注意点
上記でも述べましたが、競売には売主がいないため保証を受けることができません。そのため、不備があった場合の事を検討することが重要になります。また、最大の注意点として競売で土地などを購入する場合は、ローンが利用できないことがほとんどです。
ローンを利用するためには、かなり厳しい審査が必要になります。ローンが組めなかった場合には、用意できる金額で入札しましょう。
まとめ
これまで、競売で手に入れることができる土地について書いてきました。競売で土地を手に入れる際には、見極めることが難しい事が多々ありますので、専門の業者か不動産業者に相談することを検討されるのも1つの方法です。
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